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2006年春に神主を辞め、某弱小会社に入社するも、たったの10ヶ月で鬱病になり2007年3月で退職。半年の休養を経て現在は営業事務としてある業界では有名な会社で正社員として働いています。元神主だったので、それに纏わる忌まわしいネタも公開しつつ、有難さ-127%でお送り致します。
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 一日中、山中を駆け巡っていたような感がある初日の旅路。それを終えた二日目の朝、僕は思ったよりは軽い筋肉痛を感じながら目覚めた。
 足元では目覚まし代わりの携帯緑茶・伊右衛門のテーマを高らかに奏でている。京都なのでこの選曲。
 ちなみに枕元ではなく足元に置いてあるのは、コンセントが足元の方にしか無かったので、辛うじて充電しながらでも届く足元に置くことになったのである。

 6時にのそりと置きだし、だっらだらと顔を洗って着替える。のんびりテレビを見たりするうちに、朝食の時間になった。7時から朝食である。
 ホテルと繋がっているコーヒー屋さんで朝食。
 ひたすらバターロール、オレンジジュース、サラダ、オムレツ。まあ、安いホテルじゃこんなもんだよな、というメニューと味。
 それらを一気に胃袋に流し込み、早速京都観光開始。
 今日は自転車で廻る……、予定だったのですが僕が頼んでいた京都オプションという会社の手違いにより、バスで廻ることになった。
 お~い、勘弁してくれよ。予約完了のメールまで送ってきておいて、予約入ってませんはないだろうよ。文句は沢山あったが、時間が勿体ないので、殆ど文句は言わずに終わる。ムカつくー。

 気を取り直して、まずはバスで平安神宮へ。
 おお、ここが「陰陽師」の撮影にも使われたという所か。色鮮やか過ぎて中国っぽいなあ。でも良い建物。境内の真ん中が滅茶苦茶広びろしていますが、これから何かイベントでもあるのか何か組み立ててます。
 ちょっと邪魔だなあ、と思いつつ写真をバシバシ撮る。
 本殿でお参りしてから、授与所の巫女さんに御朱印を書いてもらう。結構巫女さん御朱印率が高いかも?
 僕のいた所は「神主が書かなきゃ駄目だ!」とか行ってましたが、とりあえず良い字が書けるなら誰でも良い気がする。神主でも字が下手な人のはマズイでしょ。
 朝拝する職員さんを眺めてから、折角なので庭園も見ていくことにする。朝早い所為か、殆ど人がいなくて貸切状態。
 何故か中には電車があったり。池周辺がとても良い。橋がすごく良い。早く渡ってみたくて、飛び石の上をぴょんぴょん飛んで行って見ると、丁度結婚式の新郎新婦が写真撮影で渡るに渡れず、15分近く足止め。
 やっと渡って、また境内に戻って歩いていると、60前後の御夫婦に「写真撮ってあげよか?」と声を掛けられるが、断る。
 僕は風景写真しか興味ないのです。すんません。

 平安神宮から今度は銀閣寺へ。
 そんなに人が多くない坂を上り、銀閣寺に到着。ほぼ同時に雨が結構降ってくる。そんな中、僕は信じられないものを見た。
 最初は男の人が着物を着た女の子を抱えて歩いている、と思った。しかし良く見てみると、それは130センチくらいの女の子の人形(しかも巫女服装備・銀髪のおかっぱ)を抱えた男の人だった。30歳くらい?
 その人は1人でそれをやっていた。そういう趣味の団体さんではなく、個人でやっているのである。
 男は銀閣寺の各所でその人形の写真を撮りまくっていました。オタクさん……なんですかね?
 あんなの抱えてどうやってここまで来たんだろう。車だとしても、坂は登んないとだし。勇気のある人、ではあります。
 銀閣寺の各所にある「蝮が出ます。危険」も十分に勇気を試していると思いますが。出るんだ。
 銀閣寺拝観を終え、坂の途中にある元祖八つ橋で八つ橋購入。
 中学の修学旅行でもここに寄ったのですが、とても旨いのでまた来て見ました。出来立てだと格別に旨い。
 中学の時は、班員全員で八つ橋を沢山買った為、20分ほど待つことになり、次に行く予定だった金閣寺を止めたという逸話がある。
 ああ、美味いなあ。

 続いて大徳寺へ。
 全部で7つ位の寺院を拝観して、尚且つ御朱印を貰ったので結構な出費になりました。更に一つ一つ見たら時間も凄く掛かった。
 でも石庭は素晴らしい。お抹茶まで頂くと格別。一日いても飽きないんだろうなあ。デジカメと携帯に収めて、壁紙にしてささやかな癒しにしています。龍源院が一番のお気に入りです。また来ます。

 大徳寺から歩いて、金閣寺に到着。
 ううん、テレビや写真と寸分変わらぬ金ピカ具合。いやあ、でも見ごたえあるなあ。銀閣寺同様、入場券がお札になっているのが良いですね。
 御朱印が二種類ってのはどうかと思いますが。参拝記念って何?

 金閣寺から仁和寺までバスで移動。
 徒然草に載ってるやつですな、仁和寺にある法師。
 ここでも立派なお庭拝見。一室にはすごい大きな生け花が。広い部屋にしか置けません、あんなの。
 途中で浄衣を着た人(神主さんなのかな?)と偉そうなお坊さんが二人、列を成して鈴を鳴らしながら歩いていました。何かの儀式だったのだろうか?

 日没まで間がないので、大急ぎで竜安寺に。
 ここでも石庭拝見。宝船も見ました。おばちゃんが説明とかしていたので、聞いてみた。住職が書いた掛け軸、高いです。買えません。

 最後に晴明神社へ。
 思いのほか小さい神社。京極夏彦、荒俣宏の絵馬を眺めつつ、御朱印を貰う。恐らくはバイトであろう巫女さんがいたが、酷い白衣を着ていた。物凄い墨が飛び散った白衣。例えバイトでも、もう少しマシなの着させて上げて下さい。見てて気になって仕方がありません。

 本日はこれで観光終了。
 ホテルに戻ってから、高島屋の地下で惣菜を買い夕食とする。
 夕食後、ホテルから遠くない所にある「イノダコーヒー」に散歩がてら行ってみる。普段全くコーヒーを飲まないのですが、そんなに有名なら、と思っていったのですが……、高ッ!!
 僕の中ではありえない値段でした。一応全体の商品を眺めるだけ眺めてから、即座に帰りました。

 その後ホテルに戻り、また泥のように眠る。 
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 六日の仕事を終えてから帰宅し、お風呂に入ってから旅支度をする(遅ッ!)。主にデジカメとか携帯とか、意外に重い京都ガイドである。ショルダーバックと小型のトランクに詰め込み、新宿へと向かう。
 ちなみに天気は素晴らしいくらいの大雨である。何だか段々酷くなっているような感さえある。
 出発場所の都庁に向かうと、そこには多くの旅人が終結しており、深夜とは思えない熱気に満ちている。
 明らかに登山に向かうとしか思えない、杖をリュックからはみ出させた人も多いし、僕のような観光に行くらしい荷物の人も多い。
 当然バスの台数も多く、どこで待てば良いのやら分からない。ピンクの服を着た人がスタッフです、とのことだがスタッフは大勢いて分からない。案内の為に怒鳴っているが、周囲の喧騒で殆ど聞こえない。
 おかげでうっかり違う集団についていってしまったが、何とか無事に目的のバスに乗れた。でも迷った人も少なくなかったのか、出発時刻を30分程過ぎてからの発車となった。
 疲れていた僕は、程なく眠りにつき、京都までトイレ休憩で一度起きただけだった。

 早朝6時前に京都駅に到着、まずは腹ごしらえの為にマックに向かう。6時開店だというのに、既に10人以上の客が並ぶ列に僕も加わる。
 僕同様にバスで来た人、これから仕事らしいサラリーマンの二種類に分かれる。
 僕はフィレオフィッシュとホットココアを頼み、短時間でそれを胃袋に流し込んで京都駅から京阪七条駅まで歩く。少しでも交通費を浮かせる為である。のんびりと鴨川沿いを歩いていると、雨がぱらぱらと降るが傘を差すほどではなく、すぐに止んだ。同時に河の向こうに虹が見えた。
 いきなり有り難い物に遭遇して喜び、デジカメに収める。

 七条駅から最初に向かったのは鞍馬寺。出町柳で叡山電鉄に乗り換え、どんどん山奥に進んでいく。殆ど乗客のいない短い車両。線路の脇に立つ木製の電柱。霧の掛かる山を眺めているうちに、雨脚が強まり、大雨の中鞍馬に到着。
 九十九折の階段をのそのそと登る。歩いても歩いても頂上に着かない。何だか登っても降りても延々とこの階段が続いているのではないか。神隠し? そんな妄想に沈むが、何とか頂上に到着。
 未だ朝早いせいか、御朱印を貰おうにも人がいない。仕方がないので1時間近く、頂上でペットボトルの水を飲みながら、持ってきた漫画「funfun工房」を読んで寛ぐ。
 何で京都で「funfun」なんでしょうかね。いや、大好きなんですけど。

 やっと人が出てきたので御朱印を貰い、木の根道に進む。実際に根が張っているのは一部で、殆どは木製の階段のようなもの。雨のせいで水溜りが多く、滑りやすい状態で、何回かこけそうになったが、何とか堪えて貴船神社に。

 貴船神社は思ったよりも小さくてびっくり。小さい割には巫女さんが4人位いました。その中でも可愛い巫女さんが御朱印書いてくれました。中々お上手。水占いもやって見ました。中吉。リアルです。
 一応奥宮とかも行っときました。人がいな~い!

 貴船口の駅までまたもやのこのこ歩いて向かう。本当に山の中。
 電車を待つ間に売店の猫さんに構ってもらう。可愛い。駅のホームでは駅員のおじさんに「寒くない? 待合室は暖房入ってるからね」と暖かい声を掛けて頂く。有難う御座いました。

 貴船口を出て、今度は比叡山延暦寺へ。
 ケーブルカーで物凄い角度の斜面を登って比叡山口に到着するが、雨が激しい上に、かなり寒い。パーカー一枚羽織っても寒い。
 シャトルバスを30分程待って、比叡山延暦寺に到着。
 体の心まで冷えて堪らなかったので、天ぷらそばを食べて体を温める。
 体温が上がったところで中へ。
 御朱印を貰いながら各寺院を回る。書いてくれたお坊さん達は結構男前揃いでした。
 お守りも買って行こうかな、と思ったけど、見てみたら僕の居た神社に出入りしている業者さんのばかりで、買うのは止めておきました。
 帰りはシャトルバスで京都市内に直行。ケーブルカー使うよりもこっちの方が安い。

 出町柳で降りてから、徒歩で下鴨神社へ。お参りもそこそこに授与所でペン付きポストカードセットを全色、水守りとシール、ファイルを買うと、大急ぎで茶山駅まで歩き、修学院駅まで行き、赤山禅院に走る。
 丁度帰る所だったおじいさんに頼んで、御朱印をゲット。
 帰り際を引き止めて申し訳ありませんでした(謝)。おかげで立派な御朱印手に入りましたよ。有難う御座います。
 赤山禅院でお手洗いを借りたら、ボットントイレで吃驚しました……
 そんな山奥じゃあないのにねえ。

 赤山禅院参拝で本日はタイムアップ。
 四条河原のホテルに向かう。夕飯代わりにモスバーガーでフレッシュバーガーセットを食べ、それからチェックイン。
 一日中歩き回って疲れたので、お風呂に入ってすぐに眠りました。
 明日から京都旅行です。今現在何も用意していません。
 たかだか3日程の話なので、特別な荷物はないし、その気になれば向こうで買えば済むっていうのもあるんだけど。
 まあ、財布と携帯とデジカメとガイド、御朱印帳さえあれば、他は無くても良い。むしろ今必要なのは、僕がいない間のテレビの録画予約。「美の壺」「ツバサクロニクル」とか幾つかあるので、その予約が今1番重要。

 まあ、明日の夜から始まる三泊三日の京都旅行。楽しんで来ます。幸い天気には恵まれそうで良かった。神様、有難う。
 ちょっと前にも社員旅行で行ったけど、殆ど回れなかったから、今回はハードだけど、いっぱい見まくるぞ~!!
 秋です。御彼岸です。
 そんな訳で、埼玉県日高市の巾着田まで彼岸花(曼珠沙華とも言う)を見に行って来ました。
 平日休みの日に行こうかと思っていましたが、その日が晴れとは限らないので、今日行って来ました。
 
 西武新宿線で飯能まで行き、そこで西武池袋線で高麗まで行くルートだったのですが、どんどん田舎度が上がっていく景色にちょっとびっくり。
 新幹線に乗っているわけでもないのに、1時間程で山に囲まれた景色になるとは思わなかった。

 緑に囲まれた高麗駅に到着。予想よりも人手が多い。地図は持っていたが、それを見ずに人の流れについていって目的地を目指す。
 普段は観光客が来ないのか、道が狭い。
 道幅は2、3人が並ぶ程度の道。その道は程なく住宅街に突入、最早公道ではなく私道なんじゃないかと思うくらい狭い生活道路をぞろぞろと観光客が進んでいく。
 道の端には観光客目当ての食べ物屋さんや、土産物屋、果ては自宅の前でいらない物を売る人までいた。

 露天には目もくれずに歩いていくと、高麗川にぶつかる。
 透き通った水底に小さな魚影が見える。綺麗な川だ。夏なら泳ぎたくなるような川だった。
 その川沿いに下っていくと、そこが巾着田である。
 「群生地」の名は伊達じゃない。本当に緋毛氈かという勢いで紅い華が辺りを埋め尽くしている。
 華がある所には紐で仕切られているので、彼岸花畑のど真中に立つことは出来ませんでした。
 先日彼岸花の球根を沢山買ったので、それを庭に埋めて来年は彼岸花に囲まれてみようと思います。

 良い天気だったのが曇り始めた頃、折角ここまで来たのでちょっと足を伸ばして高麗神社まで行くことにしました。
 地図を見ながら歩くものの、進めば進む程「この道であっているのか? 道を間違えたのでは?」と不安になる。どう見ても人気のない道。この辺に住む人しか使っていない気がする……

 不安一杯の道行きだったが、無事に高麗神社に到着。
 流石、辺鄙な場所の神社。駐車場が広い。
 駐車場を横目に中に入ると、程よく古くて趣のある社殿が見える。まずはお参りを済ませて、授与所でお守りを物色。
 繭玉守りが可愛らしかったので受けて帰りました。授与所だから巫女さんがいるかと思ったら、男性オンリーのムサイ空間が……
 いや、別に良いんですけど、華を一輪置きましょうよ。ムサくて近寄りがたいじゃないですか!

 境内の奥にある高麗家住宅がなかなか良いですよ。竈にちゃんと火が入っているので、薪の匂いもして雰囲気抜群です。

 そして境内にある看板に「山に入るな マムシがいます」も雰囲気抜群……
 突然ですが、10月6日の夜から9日まで、京都一人旅に行って来ます。バスのチケットとビジネスホテルは予約して、旅行日程もきめました。結構な強行軍になりそうです。
 これも偏に僕が欲張りだから。
 神社での経験(無駄に朝早い)を生かして、朝からガンガン動いて夜はさっさと寝るつもりです。何となく昼は食べずに動き回るか、その辺で買い食いして済ませてしまいそうです。
 以下、旅行日程です。

 一日目

 鞍馬寺──貴船神社──比叡山延暦寺──時間があれば日吉神社
 交通の便がかなり悪そうな上に、僕はじっくりみたい方なので、時間的にギリギリ。それ以前の問題として、遭難しないかが心配。

 
 二日目

 銀閣寺──平安神宮──神泉苑──清明神社──大徳寺──金閣寺──竜安寺──仁和寺──妙心寺
 じっくり見ることを考えるとハード。ほぼ京都市内縦断。お金が勿体ないので歩きと電車、バスでなんとかしたいが、状況によっては飛ばしたり、最悪タクシーも使う予定。

 三日目

 石清水八幡宮──伏見稲荷大社──東福寺──清水寺
 石清水までの移動距離がかなりある。最初は春日大社まで行こうと目論んだが、流石に無謀と感じて断念。そのうち奈良旅行に行くことにする。


 実際に行ってみてどこまで実現できるだろうか。そもそも山ばかり、階段ばかりなので御老体の僕の肉体がどこまで持つかが鍵となる。
 余裕のない旅になりそうだが、次に行く時はもっとゆっくり散歩したいと思う。
 ちなみに前の職場での研修でも京都に来たことがあるので、行ったことのある神社は省いたので、お寺率が高い。もともとお寺の方が多い所為もあるが。

 京都だから京都に因んだ本も持って行きたいので、「陰陽の京」とかをお供にする予定。
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榊原恭一郎
性別:
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職業:
営業事務
趣味:
読書、DVD鑑賞、SD、ネット等インドア趣味
自己紹介:
大卒後神主×年→無職2ヶ月→会社員10ヶ月→鬱病になって療養しつつ無職6ヶ月→念願の事務職に就職。
2回連続問題ありで離職率の高い職場を選んで体を壊しているので、次こそはマトモな所を狙って就職活動したつもりです。超アナログではあるけど居心地は悪くないと思う。
 夢は経理事務だったけど営業事務職、年収300万以上を夢見た結果、その夢は叶う職場(のはず)です。求人票に嘘がなければね。

 そんな駄目人間風味のコーヒー飲まないスターバックスファンのブログ。スタバグッズ蒐集が趣味。他にも色々集めてます。
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