2006年春に神主を辞め、某弱小会社に入社するも、たったの10ヶ月で鬱病になり2007年3月で退職。半年の休養を経て現在は営業事務としてある業界では有名な会社で正社員として働いています。元神主だったので、それに纏わる忌まわしいネタも公開しつつ、有難さ-127%でお送り致します。
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読売新聞の集金さんから「モネ展」の招待券を2枚貰ったので、父親と一緒に見に行くことにしました。天気が悪くてその分多少は人出が少ないことを期待する。
僕はモネといえば「睡蓮」くらいしか知らないが、画風は好みだしちょっと見てみたいなあと思っていた。同じく父も見たい絵が何枚かあったらしく行きたい、と言っていた。そんな2人にとっての問題が、入場料1500円である。正直ちょっと高いなあと思って行けなかったのである。
新聞屋さんが券をくれないかなあ、と期待していた所丁度昨日持ってきてくれたのである。毎回のように美術展の招待券をせがむ家なのだ。
しっかり2枚の券(つまり3000円分)を手に入れ、早速僕と父で青山の国立新美術館へと出掛けた。
乃木坂駅に降りたのは初めてだったのだけれど、駅構内が既に美術館状態。都知事選に出馬した黒川さんのデザインした駅らしい。全体的に白くて明るく、地下の方まで外の明るさが入ってくるので中々良いデザインではないかと思う。あともう少しで外だな、っていうのも分かるので良い。
駅を出たらそのまま美術館だった為、美術館の外観は見られないまま、「モネ展」に突入。同時に入り口から父とは別行動で絵画鑑賞。
「ゴーディベール夫人」、「かささぎ」等お気に入りの絵を見つける。この光の加減とか一体どうしたら描けるの?
入場料は高いですが、その分たくさんの絵を鑑賞出来るので決して高くはないなと思う。もっと枚数少ないと思ってた。実物だと画集などでは分からない筆遣いなんかが見えて、モネの体温や息遣いを感じますね。
僕が鑑賞中に父はうっかり携帯を鳴らしてしまい(本人は絶対にマナーモードにしたはずと言い張ってましたが)、慌てふためいていたらしい。
GW中といえども平日にも拘らずそれなりに込み合う中、全ての絵を鑑賞し終えてショップも拝見。気に入った絵のポストカードを買う。画集でもいいんだけど、2000円以上と高額の為気に入った絵の枚数が少ない時はポストカードや500円くらいの複製画を買うことにしています。
一番気に入った風景画のポストカードがなくて残念でしたが、全部で4枚のポストカードと1枚の複製画を買いました。うっかりパレット型チョコなどを買いそうになりましたが、何とか我慢。
ショップで使われている袋が気に入りました。手触りとかがまた良い。
今日はもう一ヶ所、山種美術館で竹内西鳳の「班猫」を見に行きました。こちらは入場料800円ですが、展示枚数が少ないので高いように感じてしまいました。でもこっちは全然混んでないのでゆっくり鑑賞出来るのが良いです。
一枚一枚ゆっくりじっくり堪能出来る。目当ての「班猫」以外にも上村松園の絵に感動。うわー、すごい繊細な絵だ。「新蛍」の簾の曲がり具合とかその向こうの透け具合、女性の柔らかな物腰とかとにかく細かい。
流石女性画家、細かい。そして女の人や着物を書くのが上手い。
他にも山口華楊の「木霊」も好き。日本画だけどちょっぴりイラストっぽい作品だけど、ああ確かに森の精霊っぽいと思わせてくれる一品。巨木の根の張り具合、ぼんやりと光っているような梟、木に生えた苔の色が緑々してなくて、薄く緑なので綺麗です。
一番驚いたのは、柳田邦夫の弟の描いた絵があったこと。兄弟揃ってすごいね、っていうか弟は画家だったのかと驚愕。題材も古典から取った物だったので、その辺りは矢張り兄弟なのか。
庭に咲いた椿や家屋、女性の纏う十二単とかがこれまた綺麗。久しぶりに何か描きたい気分になりますね。せいぜい水彩画かパソコン画だけど。
美術館の一番奥に「班猫」はありました。毛並みや模様の表現は美事としかいいようがないです。一本の毛でも一色ではない所とか、本当に猫を良く見て描いた絵なんですね。緑の瞳も美しい。うっかり手を伸ばしたら引っ掻かれそう。何となく雄猫っぽいです。人に良く慣れた猫というよりは、餌付けはされてる野良みたいな。野生の雰囲気がします。
この絵だけで優に5分は見てましたよ。
山種美術館は展示枚数は少ないけれど、じっくり味わえる作品の多い美術館です。僕は西洋画より日本画が好きなので、山種美術館が好きです。子供の頃から良く父親に連れて行かれてましたから。その頃は赤坂かどっかのビルの7階辺りにありましたが、今では皇居の側のビル1階。エレベーター待ちがないので楽だけど、ちょっと狭くなった気がする。
ここでもポストカード購入。展示されていなかったけど、桜文鳥の絵の色紙があったので、これも購入。うちの子にそっくりで可愛いなあ。
最後に靖国神社が近いので、お参りして帰りました。何故か鳩さんは一羽もいなくて残念。とどめに景観ぶち壊しなのが法政大学ビル。丁度神殿の脇に見えるから邪魔でしょうがないですね。もっと拝殿とは関係ない所に建ててくれれば文句ないんだけど。まあ僕の母校の國學院大學も景観ぶち壊しのビルだから、そんなに人の事言えないんだけど。思いっきりキャンパス内の神殿日陰になってるし。
帰宅してすぐにモネの「睡蓮」の複製画を飾りました。僕の場合は額縁に入れたりしないで、クリアファイルに入れてコルクボードに貼るだけ。クリアファイルに入れることによって、複製画本体は傷つかないし汚れない、額代不要のいい方法です。大体複製画はA4サイズなので、A4クリアファイルに入れると丁度いいです。画鋲を刺すのに丁度いいくらいの隙間が上に出来るので、大きすぎず小さすぎず。
気分によって飾る絵を変えてます。「睡蓮」の前は小林古徑の「極楽井」でした。華やかなので部屋の雰囲気が明るくなります。「睡蓮」は落ち着いた雰囲気かな。
また読売の集金さんが来たら、「モネ展」の券を再度ねだってみようと思います。
秋頃にフェルメールの絵が来るみたいですが(どこの美術館か忘れた)、「牛乳を注ぐ女」しか来ないっぽい。フェルメール展やらないかなあ。「真珠の耳飾の少女」と「天文学者」、「地学者」が好きなんだけど、フェルメールの絵自体が30枚ちょっとしかないから難しいのだ。フェルメールのファンになったのが去年くらいなので、結構見逃してるのが多い。またいつかやってくれることを祈るのみです。
僕はモネといえば「睡蓮」くらいしか知らないが、画風は好みだしちょっと見てみたいなあと思っていた。同じく父も見たい絵が何枚かあったらしく行きたい、と言っていた。そんな2人にとっての問題が、入場料1500円である。正直ちょっと高いなあと思って行けなかったのである。
新聞屋さんが券をくれないかなあ、と期待していた所丁度昨日持ってきてくれたのである。毎回のように美術展の招待券をせがむ家なのだ。
しっかり2枚の券(つまり3000円分)を手に入れ、早速僕と父で青山の国立新美術館へと出掛けた。
乃木坂駅に降りたのは初めてだったのだけれど、駅構内が既に美術館状態。都知事選に出馬した黒川さんのデザインした駅らしい。全体的に白くて明るく、地下の方まで外の明るさが入ってくるので中々良いデザインではないかと思う。あともう少しで外だな、っていうのも分かるので良い。
駅を出たらそのまま美術館だった為、美術館の外観は見られないまま、「モネ展」に突入。同時に入り口から父とは別行動で絵画鑑賞。
「ゴーディベール夫人」、「かささぎ」等お気に入りの絵を見つける。この光の加減とか一体どうしたら描けるの?
入場料は高いですが、その分たくさんの絵を鑑賞出来るので決して高くはないなと思う。もっと枚数少ないと思ってた。実物だと画集などでは分からない筆遣いなんかが見えて、モネの体温や息遣いを感じますね。
僕が鑑賞中に父はうっかり携帯を鳴らしてしまい(本人は絶対にマナーモードにしたはずと言い張ってましたが)、慌てふためいていたらしい。
GW中といえども平日にも拘らずそれなりに込み合う中、全ての絵を鑑賞し終えてショップも拝見。気に入った絵のポストカードを買う。画集でもいいんだけど、2000円以上と高額の為気に入った絵の枚数が少ない時はポストカードや500円くらいの複製画を買うことにしています。
一番気に入った風景画のポストカードがなくて残念でしたが、全部で4枚のポストカードと1枚の複製画を買いました。うっかりパレット型チョコなどを買いそうになりましたが、何とか我慢。
ショップで使われている袋が気に入りました。手触りとかがまた良い。
今日はもう一ヶ所、山種美術館で竹内西鳳の「班猫」を見に行きました。こちらは入場料800円ですが、展示枚数が少ないので高いように感じてしまいました。でもこっちは全然混んでないのでゆっくり鑑賞出来るのが良いです。
一枚一枚ゆっくりじっくり堪能出来る。目当ての「班猫」以外にも上村松園の絵に感動。うわー、すごい繊細な絵だ。「新蛍」の簾の曲がり具合とかその向こうの透け具合、女性の柔らかな物腰とかとにかく細かい。
流石女性画家、細かい。そして女の人や着物を書くのが上手い。
他にも山口華楊の「木霊」も好き。日本画だけどちょっぴりイラストっぽい作品だけど、ああ確かに森の精霊っぽいと思わせてくれる一品。巨木の根の張り具合、ぼんやりと光っているような梟、木に生えた苔の色が緑々してなくて、薄く緑なので綺麗です。
一番驚いたのは、柳田邦夫の弟の描いた絵があったこと。兄弟揃ってすごいね、っていうか弟は画家だったのかと驚愕。題材も古典から取った物だったので、その辺りは矢張り兄弟なのか。
庭に咲いた椿や家屋、女性の纏う十二単とかがこれまた綺麗。久しぶりに何か描きたい気分になりますね。せいぜい水彩画かパソコン画だけど。
美術館の一番奥に「班猫」はありました。毛並みや模様の表現は美事としかいいようがないです。一本の毛でも一色ではない所とか、本当に猫を良く見て描いた絵なんですね。緑の瞳も美しい。うっかり手を伸ばしたら引っ掻かれそう。何となく雄猫っぽいです。人に良く慣れた猫というよりは、餌付けはされてる野良みたいな。野生の雰囲気がします。
この絵だけで優に5分は見てましたよ。
山種美術館は展示枚数は少ないけれど、じっくり味わえる作品の多い美術館です。僕は西洋画より日本画が好きなので、山種美術館が好きです。子供の頃から良く父親に連れて行かれてましたから。その頃は赤坂かどっかのビルの7階辺りにありましたが、今では皇居の側のビル1階。エレベーター待ちがないので楽だけど、ちょっと狭くなった気がする。
ここでもポストカード購入。展示されていなかったけど、桜文鳥の絵の色紙があったので、これも購入。うちの子にそっくりで可愛いなあ。
最後に靖国神社が近いので、お参りして帰りました。何故か鳩さんは一羽もいなくて残念。とどめに景観ぶち壊しなのが法政大学ビル。丁度神殿の脇に見えるから邪魔でしょうがないですね。もっと拝殿とは関係ない所に建ててくれれば文句ないんだけど。まあ僕の母校の國學院大學も景観ぶち壊しのビルだから、そんなに人の事言えないんだけど。思いっきりキャンパス内の神殿日陰になってるし。
帰宅してすぐにモネの「睡蓮」の複製画を飾りました。僕の場合は額縁に入れたりしないで、クリアファイルに入れてコルクボードに貼るだけ。クリアファイルに入れることによって、複製画本体は傷つかないし汚れない、額代不要のいい方法です。大体複製画はA4サイズなので、A4クリアファイルに入れると丁度いいです。画鋲を刺すのに丁度いいくらいの隙間が上に出来るので、大きすぎず小さすぎず。
気分によって飾る絵を変えてます。「睡蓮」の前は小林古徑の「極楽井」でした。華やかなので部屋の雰囲気が明るくなります。「睡蓮」は落ち着いた雰囲気かな。
また読売の集金さんが来たら、「モネ展」の券を再度ねだってみようと思います。
秋頃にフェルメールの絵が来るみたいですが(どこの美術館か忘れた)、「牛乳を注ぐ女」しか来ないっぽい。フェルメール展やらないかなあ。「真珠の耳飾の少女」と「天文学者」、「地学者」が好きなんだけど、フェルメールの絵自体が30枚ちょっとしかないから難しいのだ。フェルメールのファンになったのが去年くらいなので、結構見逃してるのが多い。またいつかやってくれることを祈るのみです。
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プロフィール
HN:
榊原恭一郎
性別:
男性
職業:
営業事務
趣味:
読書、DVD鑑賞、SD、ネット等インドア趣味
自己紹介:
大卒後神主×年→無職2ヶ月→会社員10ヶ月→鬱病になって療養しつつ無職6ヶ月→念願の事務職に就職。
2回連続問題ありで離職率の高い職場を選んで体を壊しているので、次こそはマトモな所を狙って就職活動したつもりです。超アナログではあるけど居心地は悪くないと思う。
夢は経理事務だったけど営業事務職、年収300万以上を夢見た結果、その夢は叶う職場(のはず)です。求人票に嘘がなければね。
そんな駄目人間風味のコーヒー飲まないスターバックスファンのブログ。スタバグッズ蒐集が趣味。他にも色々集めてます。
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