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2006年春に神主を辞め、某弱小会社に入社するも、たったの10ヶ月で鬱病になり2007年3月で退職。半年の休養を経て現在は営業事務としてある業界では有名な会社で正社員として働いています。元神主だったので、それに纏わる忌まわしいネタも公開しつつ、有難さ-127%でお送り致します。
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 新嘗祭まであと一週間を切ったんだなあ、と今気付きました。七五三で頭がいっぱいで、すっかり忘れていました。
 世の中の人は「新嘗祭なんて知らない、何それ」という人も多いと思いますが、要するに収穫祭なんです。お米が採れた、野菜が採れた、神様有難う、とお供えする日なんです。現在では勤労感謝の日になっています。国民の祝日です。
 働く人が(特に感謝はされないけれど)休む中、僕達にとっては普段より忙しい日でした。
 御神饌の用意、神殿を大祭用に飾りつけ、大祭用の装束を準備し、参列の案内を出して、集計して、記念品を用意して等々……
 事前に用意するものから、終わった後までやることは色々ありました。しかもピークは過ぎているとはいえ、七五三シーズンに掛かっているので、そっちの対応をする人員も必要になるので、非常にきつかった。
 祭典中は普通のご祈祷がストップするので、待つ破目にになった参拝者に文句言われたりして困ったり。
 もし勤労感謝の日にご祈祷するつもりなら、事前に確認した方が良いでしょう。大きいところなら、本殿以外にも祈祷できる場所があるかも知れませんが、小・中規模のところだと1時間以上待つことになるかも知れません。要チェックです。

 そんな苦労の多い新嘗祭も、今の僕には関係ありません。祭典が終わるなり適当に装束を脱ぎ捨てて、記念品配布に走ったりしなくても良いわけです。予想より参列者が増えてしまい、お弁当が足りなくなって職員の分が足りなくなり、車を飛ばして買いに行くこともないのです。
 今思うとハプニングも良い思い出ですが、もう一度は厭。
 でも、暇だったらどこかの神社の新嘗祭を見てみたい、と思う。まあ、近くにやりそうな神社がないんだけど。明治神宮とかかな?
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 本日、無事に七五三の奉仕が終わりました。
 今日行った所は、先日行った神社とは打って変わって大勢の参拝者の方がいらっしゃって、賑わって嬉しい反面疲れました。
 何しろ奉仕するのは僕一人。氏子総代のおじいちゃん達が典儀してくれたり、受付はしてくれるのですが、祝詞や御祓いは僕だけなので、昼過ぎまでは大変でした。
 10時から祈祷開始してそのまま13時過ぎまで休憩なしで、ぶっ続けでご祈祷してました。途中でトイレに行きたくなるようなことはありませんでしたが、流石に喉が渇きました。結局3時間以上経ったあたりで、総代さん達も「そろそろ休憩にしましょう」と言ってくれたので、お寿司を頂きました。またしても美味しかった。ただ、手巻き寿司のネギトロ巻きを巻くのに苦労しましたが、でも自分で巻くのは楽しい。
 本日のご祈祷の成果は50件超となりました。小さい神社なのにこんなに来るなんてスゴイなあ、と感心。

 兼務社のご祈祷に行くとほぼ確実に起きるのが、社殿が狭くて御祈祷しにくいという問題。今回も見事に狭かったです。祭式に則った作法をするより、如何に袖を案や玉串などに引っ掛けずに動くか、ということに重点を置いて動いてしまいました。松宮先生、沼部先生御免なさい。
 だって祓所すらないし、玉串と大麻を一緒に載せたりしないと出来ないし、祓詞も仕方なく祝詞座で読んじゃいました。毎年そこで読んでます、と言われてしまったし、他に場所もなく………。
 逆行のしようもなかったなあ。

 他にも神殿内の用意をするのが氏子さんなので、色々なものが間違っていることも多々あります。良くあるのが、胡床(和風折り畳み椅子)を置く向き。今回も間違っていたので、直しました。氏子さんも「へえ、向きがあるんだ。一つ利口になったなあ」と言ってくれまして、これで来年は大丈夫かな、なんて。
 他にも案の向き、円座の置き方などは直しておきました。神饌は特に問題なし。一番問題大有りだったのは、玉串の紙垂の付け方でした。妙に位置が低かったり、上手く付けられなかったらしく襤褸かったり、土が着いてたり、裏返しで着いていたりしたので直したかったのですが、現地に到着してすぐに祈祷が始まりそのまま昼過ぎになってしまったので、結局直せずじまいでした。
 ちゃんと紙垂を持って行ったのですが、とても付け替えている状態ではなかった。一度祈祷をストップさせる訳にもいかず、結局最後まで。個人的にはすごく気になったんだけど。

 本日の突っ込み。七五三の子供が着ていた着物の襟が右前に。死人の着方です。祈祷中にそれに気付いたので、祈祷後に呼び止めて「襟が逆になってますので、出来れば直した方が良いですよ」とこっそりと伝えました。どうも家族の人が着付けたらしく、「自分で着るのとは違うから分からなかった」そうです。確かに人に着せると感覚狂いますね。

 何はともあれ、無事に終了。奉仕料もゲットしました。楽しかったな。矢張り暇を持て余すよりは、時間を忘れるぐらい忙しい方が良い。
 まあ、来年こそは七五三とは無縁の秋を過ごしたいと思いますが、どうなるか。NOと言える日本人になれるかどうか………
 僕にとっての七五三は明日で終わりです。結局2日しかやらないんですけど、2日で十分でした。去年まで毎年一月近く良くやったものだなあ、と今更ながら感心しています。
 正直早く終わらせたいです。この半年ほどですっかり日和ってしまい、朝早く起きるのが辛くて仕方がありません。今までどうやって午前4時に起きて、5時前に家を出ていたのか見当もつきません。矢張り年なのでしょうか。
 僕の家から2時間近くかかる、というのがこの辛さの原因なのは間違いない。今年は迷いながらも引き受けましたが、来年は難癖つけて何とか辞退しようと思います。来年こそ七五三と無関係な秋を過ごしたいと思います。

 明日が終われば、今度はお正月を見据えて「初詣は何処に行こうかな~♪」と鼻唄交じりに計画を練ろうと思います。勿論近所の神社にもお参りします!! 今まで一度も行けませんでしたから。
 以前いた神社に初詣に行こうか、とも思っています。見つかると面倒なので、適当に変装して。冬場は厚着なので、色々誤魔化せそうだし、髪を染めたら最早分からないのではないかと思うのです。
 サングラスは返って目立ちそうなのでしません。帽子とマフラーで何とかならないかな、と。
 まあ、元旦だったら皆忙しくて人の顔など見ちゃいないから、まず気付かれないとは思うのですが。
 ふふふ、今から正月がものすごく楽しみです。
 僕が一番良く覚えているのは、とある3歳の七五三祈祷に来た女の子だった。神社に電話で「車椅子なので、どうしても他の人とは別に祈祷して欲しい」という話だったので、普段は使わない予約祈祷用神殿で奉仕することになった。受付が終わり、僕が神殿の前で巫女さんと待っていると、その女の子が来た。ピ、ピ、ピ、ピと電子音が響く。

 ん? 何の音だ?

 僕と巫女さんが疑問符を浮かべながら、顔を見合わせていると、ガラガラと音を立てて女の子が来る。但し、どう見てもそれは車椅子というシロモノではない。寝台、ストレッチャーというのか?
 女の子はちゃんと着物を着ているが、寝台に横たわって目を閉じている。素人目にも彼女が眠っているのではなく、意識がないのだと分かった。寝台の下の段には何か機械が鎮座し、そこから伸びた管が女の子の鼻や口に挿入されていた。人工呼吸器?

 今までにない状況に一瞬硬直するが、何とか気を取り直して御祈祷しました。勿論本人に玉串奉奠など出来るわけもなく、殆どお母さんがやっていました。横に一緒にいた女性は親族ではなく、看護婦さんだったそうです。お母さんは祈祷が出来てとても嬉しそうでしたが、何だか見ていて切なくなりました。
 「お医者さんに許可を貰って、看護婦さんにも協力してもらって来ることが出来たんです」と言っていましたから。一時退院ですか?
 道理で他の人とは一緒にやりたくない、と強く希望するわけです。納得しつつ、ちゃんと最初から分かっていたら僕みたいな下っ端の若造ではなく、もっと有難そうな課長クラスにやってもらったり、特別な祝詞を用意したり、ちょっとくらい記念品にプラスしたり出来たのになあ、と思います。
 何だか7歳の御祈祷まで生きられるのか、という風情でしたが、彼女が生きていたら今年か来年に七五三を迎えます。願わくば元気になって、せめて意識のある状態でお参り出来たらなあ、と思うのです。
 七五三行って来ました。もう2度とやることはないと確信していたのに、一年もしないうちにまたやることになろうとは。
 神社が遠い場所だったので、朝5時に起きて5時45分に出発。8時頃に現地到着という恐ろしい事態を引き起こしました。わあ、外真っ暗☆
 ひさしぶりです、夜明け前出勤。
 朝早くて電車が少ないから、乗り換え回数も多いし、田舎なので電車の扉がスィッチ押さないと開かない素敵な構造です。

 畑と木々が広がる道を歩き、目的の神社に到着。着いて暫くは授与品作りを手伝い、9時頃に兼務社の氏子総代さんが車で迎えに来てくれたので、出向。
 毎年あまりお参りの人は来ないらしい、という話でしたが今年は10件くらい来ました。去年よりは多いらしいです。
 結構暇な時間が多く、時間を持て余してしまいました。特にお昼ご飯(お寿司でした)食べた後に壮絶に眠くなって、死にそうでした。
 座っていると余計に眠くなりそうなので、無駄に境内を散策してみたり、神社に棲みついている黒いペルシャ猫に遊んでもらって気を紛らわせました。

 3時過ぎには兼務社を離れ、本務神社に戻り、再び授与品作り。5時になって終了となりました。
 帰りも電車の乗継が悪く、結局2時間以上掛かってしまいました。う~ん、ど~にかならんものか。あと2回だから良いけど、毎日だったら身体もたないなあ、としみじみ思う。僕の前の職場より遠いじゃないか。
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プロフィール
HN:
榊原恭一郎
性別:
男性
職業:
営業事務
趣味:
読書、DVD鑑賞、SD、ネット等インドア趣味
自己紹介:
大卒後神主×年→無職2ヶ月→会社員10ヶ月→鬱病になって療養しつつ無職6ヶ月→念願の事務職に就職。
2回連続問題ありで離職率の高い職場を選んで体を壊しているので、次こそはマトモな所を狙って就職活動したつもりです。超アナログではあるけど居心地は悪くないと思う。
 夢は経理事務だったけど営業事務職、年収300万以上を夢見た結果、その夢は叶う職場(のはず)です。求人票に嘘がなければね。

 そんな駄目人間風味のコーヒー飲まないスターバックスファンのブログ。スタバグッズ蒐集が趣味。他にも色々集めてます。
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