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2006年春に神主を辞め、某弱小会社に入社するも、たったの10ヶ月で鬱病になり2007年3月で退職。半年の休養を経て現在は営業事務としてある業界では有名な会社で正社員として働いています。元神主だったので、それに纏わる忌まわしいネタも公開しつつ、有難さ-127%でお送り致します。
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 今は夏、丁度この時期は神職の資格を取ろうとする学生が実習に参加している時期でもあるので、その時のことなど思い出した書いてみようと思う。

 神職の資格を取るには色々方法があるが、最も多いものが大学に行って資格を取る、という方法だと思う。
 とりあえず卒業すれば取れるように見えるが、実際はそんなに簡単ではない。資格取得に必要な単位は主に必修科目だったりするが、数が多いので授業は結構きつきつに入れることになるし、うっかり作法の単位を落とすと面倒なことになる。
 そして資格を取るには単位だけではなく、神社における実習が必要となるのである。まずは明治神宮での基礎集団実習、次に神宮での神宮実習、各地の神社においての分散実習、神社本庁での中央実習の4つである。
 1番最初にやることになるのが、明治神宮での基礎集団実習である。
 ちなみにこの実習が全ての実習においてもっともキツイ実習である。そもそも実習というもの自体が初めてな上に、祭式の勉強を始めて間もないので余計にキツイ。
 途中脱落者が出るのもこの実習である。逆にその他の実習はこの基礎集団実習に比べれば、ちょっと長いだけで何でもないと言える。

 僕も夏の暑い日に5日間この実習を受けたが、非常にキツかった記憶がある。褌一丁での禊(水浴びみたいな感じです)、その際に行う鳥船(怪しい体操……にしか見えないでしょう)は勿論、実質5分しかない入浴とか、朝は5時頃に起きるとか、部屋にクーラーがないとか、食事中も私語禁止とか、飲み水がポット一本のお湯しかないのに学生が30人もいたからすぐに無くなって、飲むなと書いてあったけど生水を蛇口から飲んでいたとか、大祓詞20回読むの2時間は掛かった上に途中で声が枯れて喋れなくなったとか、それはそれは濃い体験でした。
 新興宗教の洗脳セミナーもこんな調子なのか、と思いました。
 夜になると聞こえてくる、代々木体育館でやっているライブの音やサーチライト、山手線の騒音が数少ない外界との繋がりです。

 実習が終わる頃にはお菓子やジュースなど望みはせず、お湯一杯もらうだけでもえらく有り難く感じます。ほんのり甘いような気がするくらい。
 
 今となれば良い思い出ですが、2度と経験したくない体験でも有ります。でも神職になった方は中堅神職研修とかに参加することになると、また行く羽目になるかも知れませんね。
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 僕が神社から離れてからかれこれ4ヶ月半が経ちました。もう2度と神社で奉仕することなんてない。
 七五三の時期も正月もごろごろする。今年は紅白歌合戦見よう。
 そう思っていました。
 今更僕のいた神社から手伝い要請なんてこないだろうし、万が一来た場合は即行で断るつもりです。

 ところが先日、僕が学生時代に手伝いに行った神社から連絡がありました。七五三に手伝いに来ないかとのお誘いでした。
 声を掛けて貰ってものすごく嬉しいと思いました。縁ってあるもんなんだなあ、としみじみと実感します。
 何でも僕が手伝いに行った神社の氏子さんにも、結構喜んで貰えたのだそうで。
 
 件の神社は僕の家からかなり遠かったりするのですが、週1回だったらそんなに問題にはならないし、このまま話が進めばお受けしようと思います。
 
 また神社で奉仕出来たら良いなあ。
 個人的に七五三の子供や親のファッションを見るのは楽しくて好きです。
 陰陽師よろしく狩衣に烏帽子の少年、ゴスロリ和服の女の子、高そうなドレスの女の子。
 見ていて勉強になるというか、今の親は金かけるんだなあと感心したりです。
 男の子は袴がずり落ちたりするので、偶に僕らが直してあげたりしたもんです。懐かしい。
 今日は、61回目の終戦記念日です。
 早朝に小泉首相が参拝したということで、テレビでも大きく取り上げられていました。多分これのせいで参拝者が激増するんだろうな、と思いつつ僕も参拝に行くことにしました。
 顔も名前も知らない我が榊原家親族も何人かお祭りされているみたいなので。
 父曰く、「海軍の少尉の叔父さんがいたんだよ。制服が格好良いから写真の見栄えも良かったよ」とのこと。
 靖国神社から程近い山種美術館にも行きたかったのですが、行って見たら休館日でした。がっかり。
「斑猫」見たかったのですがね。
 替わりに沢山の警察の人(機動隊?)、沢山の右翼さんを見ました。右翼さんの車ってスゴイよなあ。自分で書いてるのでしょうか?

 曇天の中、靖国神社に向かうと、駅の中が既に混んでいる。やっと地上に出ると、神社に向かってぞろぞろと人の列。
 人波を潜り抜けて進むと、演説する人、軍服のコスプレ?の人、それを写真に撮る人、テレビ局のカメラ、リポーターとお祭りのような状態。
 とりあえずそれは無視して一直線に神殿へ。
 楼門近くまで続く列に並び、のろのろと神殿に近づいていく。
 その途中で頒布所テントがありましたが、そこには分散実習中と思しき白装束の女の子が何人か見られました。
 ………何人かは実習中にその化粧、髪型はど~なの?っていうのも混じってましたけど。
 やっとこ拝殿前にたどりつき、賽銭ゾーンに5円玉を投入(安くてすいません)。2礼2拍手1礼でお参りしました。
 それにしても何で正式な参拝方法をやると、少し不思議そうに見られるのでしょうか? これが正式な作法なんだけどなあ。
 
 お参りを終えると人垣を押しのけて御朱印ゲットに直行。10人くらいの列に並んで、御朱印を頂きました。
 書いてくれたのは二級上か一級の神職さんでした。ちょっとお年。
 その横では事務職らしいお姉さんが、判子押したり忙しそうにしていました。
 御朱印を貰って帰ろうとしていたら、丁度神職さんと巫女さんが通りかかり、社務所に入って行きました。巫女さんが素早く戸を開けてそこを神職さんが通るかんじ。今時あんまりない光景。
 神社で働いていると、こういうふうになるんだよな。僕も今でも似たような癖が抜けないよ。
 
 靖国神社、頑張れ。風当たり強くて大変だろうけど。


余談ですが、参拝の帰りに大きな本屋さんに寄って、やっと手に入れましたコミックブレイドMASAMUNE。
 近所の本屋を3件回っても置いてなかったので困っていましたが、かなり大き目の本屋には置いてありました。近所の所にはZEBELはあったのに何でMASAMUNEがないのか、不思議。
 普段は買わないのですが、今回のにはモノクロームファクターの携帯ストラップが付くので珍しく購入。普通に面白いのや好きな漫画もあるんですが、僕は単行本派です。
 モノクロームファクターとCOCOONがお勧めです。 
 僕が神社にいた頃。
 ある日の昼下がり、非常に暇な空気が漂っていたので、僕は倉庫や棚の掃除・片づけをしていた。
 
 分厚く積もった埃や塵を被りつつ、用途不明の道具や要らないと思われる空箱をどかしてダスキンを掛けたりしていると、棚の上の方に数冊の雑誌が乗っていた。
 
 誰のだろう?

 疑問には思った物の、特に気にせず床に放り出した。
 全ての物をどかした状態で埃を払い、水拭きしてから床に散らばった道具や箱を再び棚に戻す。
 その時に雑誌を拾い、それが目線の高さに到達した時、その雑誌の表紙が眼に飛び込んできた。


 間違いようのないエロ本


 しかも結構マニアックな特集が組まれている物だった。
 別にエロ本読んだって構わないですけど、何も神社にまで持ち込まなくても。宿直の日にでも読むんでしょうか?
 宿直キツイからそんな体力残らない気がするけど。

 結局その本が誰の物かは不明ですが、僕が片付けてから数日後には本はなくなっていました。当時の職員の誰か……なんでしょうね。

 ちなみに僕の神社のパソコンでネットの検索履歴を見ると、とんでもない単語が結構残っていたりします。
 獣姦……はないでしょう。
 矢張り宿直の夜なんでしょうか。見たら消して下さいよ、履歴。
 うっかり気付いてしまった人が困惑しますから。

 せめて巫女さん達が気付かないことを祈ります。
 僕は神主をしていた頃から、眼鏡を掛けております。僕以外にも何故か神主さんの眼鏡率は高かった。七割は超えていたような。
 特別神主さんの目が悪いのではなく、一般の人に比べてコンタクトレンズの使用率が著しく低いので、結果として眼鏡率が上がってしまったのだと推測される。
 おかげで神主さんに会いに来たお客さんに「えーっと名前なんて言ったっけな、眼鏡掛けた男の人」とか言われた時、手がかりにならないです。
 殆ど眼鏡だし、男なのですが。

 対して巫女さんの眼鏡率は0%でした。
 これは巫女さんの目が良いのではなく、悪いのに掛けていないかコンタクトというだけで、視力の良い人は殆どいなかったです。
 神主さんは眼鏡OKだけど、巫女さんは不可という、良く分からない規律により眼鏡は掛けていない。
 神社によっては巫女さんの求人募集要項に「眼鏡不可」、と明記されていることもあるんだそうだ。
 何故そこまで眼鏡を嫌がるのか。僕らはしてるのに。

 でもコンタクトが壊れたり、目の調子が悪くて一時的に眼鏡を掛けていることはありました。但し、祈祷中は外す。
 大変だねえ。

 関係ありませんが、面接に行ってきました。
 僕の感想としては好感触。あまり期待せずに待ちます。今週中にメールで連絡して下さるそうなので。

 まあ、何処に行っても前の職場よりはマシだろうがな。
 朝7時前から夜の11時は無理だ。
 これより酷い所もあると聞くけど、下手に神社の家の人なんかだと逃げるに逃げられなかったりするらしいので、逃亡に成功しただけ僕の方がマシなんだろうな、と神様に感謝。

 南無~(間違い)
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プロフィール
HN:
榊原恭一郎
性別:
男性
職業:
営業事務
趣味:
読書、DVD鑑賞、SD、ネット等インドア趣味
自己紹介:
大卒後神主×年→無職2ヶ月→会社員10ヶ月→鬱病になって療養しつつ無職6ヶ月→念願の事務職に就職。
2回連続問題ありで離職率の高い職場を選んで体を壊しているので、次こそはマトモな所を狙って就職活動したつもりです。超アナログではあるけど居心地は悪くないと思う。
 夢は経理事務だったけど営業事務職、年収300万以上を夢見た結果、その夢は叶う職場(のはず)です。求人票に嘘がなければね。

 そんな駄目人間風味のコーヒー飲まないスターバックスファンのブログ。スタバグッズ蒐集が趣味。他にも色々集めてます。
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