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2006年春に神主を辞め、某弱小会社に入社するも、たったの10ヶ月で鬱病になり2007年3月で退職。半年の休養を経て現在は営業事務としてある業界では有名な会社で正社員として働いています。元神主だったので、それに纏わる忌まわしいネタも公開しつつ、有難さ-127%でお送り致します。
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 まだ暫く暇しそうなので、神社の思い出も書いてみる。神職の話なんてした所で大して面白くないと思うので、神主が福神漬けならカレーみたいなもんか、ちゅーくらい人気のある巫女の話でもしてみようかね。
 まずは彼女らの寿命。まあ定年ですね。

 巫女といえば若い女性である。まあ漫画とかだと老巫女も出て来ますが、世間一般では精々長くても30歳で定年となります。
 例外も色々あって、「実家が神社だから手伝いでやってます」みたいな場合は実質定年もないのですし、巫女は巫女でも舞姫だと、特殊技能なので30超えていてもやってることもある。
 紅い袴の巫女ではなくなって、事務専門や舞の指導をする為に残留することもありますが、人数的に少ないようです。

 定年も早い所だと22歳、最長で30くらいとなります。しかし、僕は37歳の巫女さんを見たことがあります。友人の奉仕している神社でしたけど。
 友人の話によると、その巫女さんは祈祷にはあまり上がらなくなっており、事務やら舞の指導を主に行っていたそうです。そこの宮司さん的にはいい加減に辞めて欲しいんだけど、色々な仕事の内容をその人しか知らなくて、巫女さんだけでなく神主さんまでその人に頼りきり、という困った状態で辞めさせることも出来なかったそうです。
 その方、結局40歳になってやっと辞めたんだそうで。そんな年上の人がトップにいたら、ナンバー2以下の若い巫女さんもやり難かろうに。見てて分かるくらいやり難そうにしてました。
 40歳ってどうよ、と思うけどあの格好すると年齢が分からなくなるからねー。みんな同じ服に髪型だから。
 

 僕のいた神社は28歳定年でした。そして処女であれとはいわないものの、結婚する場合は即座に退職になります。だいたい年度末に綺麗に辞めていきますが、稀に出来ちゃった結婚で中途半端な時に辞めたりします。まあその相手が神主ってのがアレでしたが。後輩よ、お前まだ入社して1年経ってないのに………

 28歳定年とはいうものの、トップの巫女さんが

 「ああ、今年1年で退職ねえ(嬉しげなため息)」

 なんて思っていたら課長が突然

 「トップさん、来年も続けない? まだいてくれていいんだよ、ていうかいて欲しいなあ」

 「え、でも今年で定年では?」

 「そうなんだけど、今ナンバー2のあいつにトップは務まらないと思うんだ。あいつがトップになったら終わりだ。な? 残ってくれないか?」

 ということもある。確かに彼女がトップになったらマズイだろうとは思ってたけど。異動の時期になっても他の課から断固拒否され続けて、唯一1度も異動しないで定年まで行った巫女さんだったからねー。
 僕のいた神社では神主・巫女関わらずまずは祭儀課から始まり、経理課や総務課、人事課、広報課等に異動したり、戻ったりするんです。しかしナンバー2の人に関しては、2年間祭儀だったしそろそろ異動を………、と幹部会議で祭儀課長が言い出した所、それぞれの部署の課長が

 「え、うちにはいらないよ!? ミスされたら洒落になんないよ!!」

 と言って譲らなかった為、8年間祭儀のまま辞めた。
 巫女は大変な仕事だと思いますが、仕事が出来なくてもそうそうクビにはならない仕事です。神主もだけどな。

 大体が高卒で採用しますが、大卒でもいけないことはありません。但し、高卒に比べれば4歳以上年上になりますので、定年までが短くなりますので、転職まで長くて8年短いと3年くらいなので気をつけて下さい。
 あと30歳になると転職先がなくなりますので、定年まで引っ張らずに辞めて職を探した方が良いだろうと思います。実際30で辞めた方は苦労してました。
 出来れば在職中に資格なんかも取っておくといいと思います。神社は特殊な職業なので、長く勤めても一般社会に認められるようなスキルは得られない。だから簿記とか潰しのきく資格を取ることをおススメします。
 

 なんだかいきなり夢のない現実を書きなぐってしまったなあ。
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 確か2月の17日だった気がする、祈年祭。
 もはや年中行事とは無縁の生活を送っているため、祭典の日が何時だったかどんどん忘れています。暫く前に終わってたことに気付きましたよ建国記念日。
 今までことあるごとに祭典だと言っては早朝出勤だったことを思い出すと、思わず震えますね恐怖で。日光浴びて出勤できる幸せを噛み締めてしまいます。

 昔だったら休みにはならなかった日曜日。今の僕には普通に休みの日です。8時に起きようと試みたもののトイレだけ行って、結局10時半起床。部屋の掃除をしてから、DVD鑑賞しながら簿記の勉強。
 今日中に全部の復習が終わります。
 次の休みの金曜日には、応用問題と過去問を解きまくります。土曜日も同様です。
 来週の日曜日には寝過ごさないように、遅刻しないように出掛けます。天気が良いことを祈ります。雨だと遊んで帰れないから。
 暫く買い物してないし、丁度給料日直後だから買い物して行きたい所です。
 今日は10時に起床。良い天気なので久しぶりに布団を干した。今夜はふかふかの布団で眠れるはずだ。
 掛け布団と枕は押入れに放り込み、部屋を掃除。今週は平日休みがなく、日曜日以来掃除をしていなかった為、いつもよりゴミが多い気がする………と思う。理想は毎日なんだけど、出来んわそんなの。
 部屋を綺麗にしてから、近所のスーパーへ徒歩で買い物に行く。
 カマンベールチーズとコーラ、あとは午後の紅茶のミルクティーが欲しかったのだが、ミルクティーは売り切れていた。何で………、レモンティーとストレートティーはたくさんあるのに、何でミルクティーだけが。
 一番人気なんですかな。暖めて飲もうと思ってたけど、仕方がないので麦芽入り豆乳にした。割高だけど美味しいからいいや。酒類に比べれば安いし。まあ、僕は酒飲まないから関係ないけどね。

 昼ごはんは白粥にたっぷりと鰹節をぶち込んだものを啜って終了。街に出るとクリスマス前で滅茶苦茶混んでいそうで厭なので、家でだらだらとして過ごすことにした。
 とりあえずVHSに撮った番組をVHSに移行。最終回のが幾つかありました。「009-1」が終わってしまい悲しいです。もっと長くやって欲しかった。第二弾が出来ることを切望します。
 今夜は「拝み屋横丁顛末記」も最終回だし。時期的にしょうがないけど、悲しいのお。
 でも年の瀬のスペシャル番組で面白そうなのが結構あるので、それはそれで楽しみだ。映画も多いし。「恋の門」撮らな! 「アンフェア」の再放送も撮らな!!
 正月の番組表が既にチェックだらけです。神社退職しても結局番組表のお世話になっとります。あ、まだ初詣どこ行くか決めてない。
 
 そういえば、今日は天皇誕生日ですね。天皇陛下のお陰で休みなんですよ。ちなみに文化の日は明治天皇、昭和の日は昭和天皇のお陰で休日なんですよ。有難いですね。
 今日は各地の神社で天皇祭をやっているはず。去年までは僕もやっていました。早朝の寒い中で小刻みに震えてて、祝う余裕はなかったけどな。
 今年は新入りの職員がガタガタブルブルしながら奉仕したに違いない。でも正月を思えばどうということもないはず。耐えろ。
 今年は暖かい布団の中から、「おめでとうございます」って心から思えた。元気に長生きして下さい。
 何が綺麗かって、僕の手足ですよ。今まじまじと眺めて、惚れ惚れするくらい綺麗なんです。
 あ、なんだかナルシストみたいに聞こえますが誤解しないで下さい。そういう意味ではないんです。この間の冬までのように、手足が霜焼けや皸で血だらけになったり、変色してないなあっていう話なんです。
 
 神主は意外に水仕事の多い職業なのですよ。榊の世話で水を使い、お供え物の用意で水を使い、その片づけで更に水を使う。ハンドクリームをいくら塗っても意味がないくらいです。僕は体質的にも水を使うことでどんどん肌荒れが悪化し、12月に入った頃には皮膚がボロボロになり、爪の間から出血して手の甲も血だらけになっていました。
 おかげで「お前は常に血塗れだから装束に触るな。穢れる」と命じられてしまうくらいの悲惨な状態。正月の時は絆創膏を貼り、その上からテーピングでグルグル巻きにして凌いでいました。
 こうすると傷口や爪の間に何かが刺さることもなく、尚且つ乾燥を防いでくれるので傷が治りやすくなります。見た目は悪いですが、ある程度悪化してしまうとそんなことは言っていられません。
 血だらけのままじゃお守りやお札にも触れないので、仕事にならないから。

 手も酷かったけど、足も相当酷かった。冬は防寒の為に健康ソックス(指先が5本に割れているやつ)を二枚重ねにして、その上から冬用の足袋を二枚重ねにして、足の裏に靴下用のカイロを貼り付けていましたが、酷い霜焼けになりました。
 まあ雪駄履いて雪の中歩いたりしてればなるのは当たり前。指先は人間の肌にはありえない、水死体のような蒼黒い色に変色して腫れ上がり血が滲んでいました。ちなみに霜焼けは温まると壮絶に痒くなる恐ろしい性質があります。
 この霜焼けが完治するのは、冬の終わりどころか5月半ばまで掛かります。寒さが峠を越してもなかなか治らず、最初の頃は「僕の足、一生このままだったらどうしよう。このままじゃ夏になっても裸足でサンダルとか履けない………」と真剣に怯えたことがあります。
 今思えばあの壮絶な状態を写真に撮っておけば良かった、と思う。
 もっとも二度とあんなんなるかい、と誓っているので二度と目にすることはないと信じている。本当に今年の僕の手足は綺麗なもんだ。
 仕事中も寒さに震えないで済むし。
 あの格好は寒いから。下にシャツやセーターを着込んで、股引を履いても焼け石に水。指も曲がらないし針を刺しても分からないくらい麻痺します。復活させる方法は、お湯に5分漬けるのみ。おお、恐ろしい!!
 ぶらぶらとネットで遊んでいて、ふと以前僕がいた神社のサイトに行ってみた。確か前に見た時には、正月の巫女募集をしていた。でも締め切りは過ぎているから、もう削除されているだろうな、と思って見た。
 そしたら締切期限が今月末日まで延期されていました。
 察するに人数が足りないのでしょう。今までは足りなかったことはなく、追加募集とか締め切り延期はありませんでしたが、どうも今年は足りないらしい。
 今まで毎年来てくれた子達が就職しちゃったり、進学して遠い所に行ってしまった子が多かったのかも。そういえば、今年の正月の時にも、「就職決まったんで、巫女のバイトは今年が最後です」って言っている子が何人かいたもんなあ。
 何にしろ、人数は足りていないようなので、是非冬休みは暇だという方は神社でバイトしてみて下さい。ネットで探せば現在募集中の神社が複数見つかると思うので、手を貸してあげてください。

 ん、僕? いやだなあ、何年ぶりの普通の正月を迎えるチャンスなんですよ? 勿論寝正月ですよ。いや、本当に寝るだけのつもりではないですが、無駄におせち作ってみたり(僕は蒲鉾以外食べられるものがないけど)、初詣に明治神宮行ってみたり、紅白歌合戦をリアルタイムで視聴、そのまま行く年来る年を見て、近所の氏神様にお参りします。あ、遠いけど三峰神社も行きたい。

 要するに普通の正月を過ごします。暖かい炬燵に入ってうたたねしながら、寒い正月を思い起こして幸福に浸る。でも、暇な方は神社の手伝いしてあげて下さい。宜しくお願い致します。

 そして、人手が足りると良いね、僕がいた神社よ。
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プロフィール
HN:
榊原恭一郎
性別:
男性
職業:
営業事務
趣味:
読書、DVD鑑賞、SD、ネット等インドア趣味
自己紹介:
大卒後神主×年→無職2ヶ月→会社員10ヶ月→鬱病になって療養しつつ無職6ヶ月→念願の事務職に就職。
2回連続問題ありで離職率の高い職場を選んで体を壊しているので、次こそはマトモな所を狙って就職活動したつもりです。超アナログではあるけど居心地は悪くないと思う。
 夢は経理事務だったけど営業事務職、年収300万以上を夢見た結果、その夢は叶う職場(のはず)です。求人票に嘘がなければね。

 そんな駄目人間風味のコーヒー飲まないスターバックスファンのブログ。スタバグッズ蒐集が趣味。他にも色々集めてます。
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