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2006年春に神主を辞め、某弱小会社に入社するも、たったの10ヶ月で鬱病になり2007年3月で退職。半年の休養を経て現在は営業事務としてある業界では有名な会社で正社員として働いています。元神主だったので、それに纏わる忌まわしいネタも公開しつつ、有難さ-127%でお送り致します。
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 何が綺麗かって、僕の手足ですよ。今まじまじと眺めて、惚れ惚れするくらい綺麗なんです。
 あ、なんだかナルシストみたいに聞こえますが誤解しないで下さい。そういう意味ではないんです。この間の冬までのように、手足が霜焼けや皸で血だらけになったり、変色してないなあっていう話なんです。
 
 神主は意外に水仕事の多い職業なのですよ。榊の世話で水を使い、お供え物の用意で水を使い、その片づけで更に水を使う。ハンドクリームをいくら塗っても意味がないくらいです。僕は体質的にも水を使うことでどんどん肌荒れが悪化し、12月に入った頃には皮膚がボロボロになり、爪の間から出血して手の甲も血だらけになっていました。
 おかげで「お前は常に血塗れだから装束に触るな。穢れる」と命じられてしまうくらいの悲惨な状態。正月の時は絆創膏を貼り、その上からテーピングでグルグル巻きにして凌いでいました。
 こうすると傷口や爪の間に何かが刺さることもなく、尚且つ乾燥を防いでくれるので傷が治りやすくなります。見た目は悪いですが、ある程度悪化してしまうとそんなことは言っていられません。
 血だらけのままじゃお守りやお札にも触れないので、仕事にならないから。

 手も酷かったけど、足も相当酷かった。冬は防寒の為に健康ソックス(指先が5本に割れているやつ)を二枚重ねにして、その上から冬用の足袋を二枚重ねにして、足の裏に靴下用のカイロを貼り付けていましたが、酷い霜焼けになりました。
 まあ雪駄履いて雪の中歩いたりしてればなるのは当たり前。指先は人間の肌にはありえない、水死体のような蒼黒い色に変色して腫れ上がり血が滲んでいました。ちなみに霜焼けは温まると壮絶に痒くなる恐ろしい性質があります。
 この霜焼けが完治するのは、冬の終わりどころか5月半ばまで掛かります。寒さが峠を越してもなかなか治らず、最初の頃は「僕の足、一生このままだったらどうしよう。このままじゃ夏になっても裸足でサンダルとか履けない………」と真剣に怯えたことがあります。
 今思えばあの壮絶な状態を写真に撮っておけば良かった、と思う。
 もっとも二度とあんなんなるかい、と誓っているので二度と目にすることはないと信じている。本当に今年の僕の手足は綺麗なもんだ。
 仕事中も寒さに震えないで済むし。
 あの格好は寒いから。下にシャツやセーターを着込んで、股引を履いても焼け石に水。指も曲がらないし針を刺しても分からないくらい麻痺します。復活させる方法は、お湯に5分漬けるのみ。おお、恐ろしい!!
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HN:
榊原恭一郎
性別:
男性
職業:
営業事務
趣味:
読書、DVD鑑賞、SD、ネット等インドア趣味
自己紹介:
大卒後神主×年→無職2ヶ月→会社員10ヶ月→鬱病になって療養しつつ無職6ヶ月→念願の事務職に就職。
2回連続問題ありで離職率の高い職場を選んで体を壊しているので、次こそはマトモな所を狙って就職活動したつもりです。超アナログではあるけど居心地は悪くないと思う。
 夢は経理事務だったけど営業事務職、年収300万以上を夢見た結果、その夢は叶う職場(のはず)です。求人票に嘘がなければね。

 そんな駄目人間風味のコーヒー飲まないスターバックスファンのブログ。スタバグッズ蒐集が趣味。他にも色々集めてます。
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