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2006年春に神主を辞め、某弱小会社に入社するも、たったの10ヶ月で鬱病になり2007年3月で退職。半年の休養を経て現在は営業事務としてある業界では有名な会社で正社員として働いています。元神主だったので、それに纏わる忌まわしいネタも公開しつつ、有難さ-127%でお送り致します。
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 僕が神社で働いていた頃、お宮参りのご祈祷が結構多かった。お宮参りっていうのは、要するに地元の神様の所に赤ちゃんを連れてって、神様に宜しくお願いしますと挨拶する儀式である。地方によって差があるけど、大体生まれて一月したら来るものである。
 ちなみになんで一月かというと、昔は新生児の死亡率が高かったため、ある程度落ち着いた一月過ぎなのだという。
 今ではそんなに細かく気にする人も少ないので、一ヶ月過ぎから三ヶ月くらいの赤ちゃんが多い。たまに一歳になってる子が来たりするが、「外国に行ってたんで」とか、「病気で今まで来られなかったんです」という場合が多い。

 そんなお宮参りの受付をして思うのが、今の子供はなんつー名前の付けられ方をしているのだろうか、ということ。
 概ね振り仮名がなければ絶対読めないような名前ばっかり。
 そして漫画からとってしまったような、可愛すぎか格好良すぎな名前ばっかり。子供が大人になってから、名前負けする確率が九割を超えるようなのばかりです。
 
 例えば、「海王(かいおう)」くんとか。彼は海賊にでもなる運命でしょうか。この名前でカナヅチは許されないでしょう。
 あと「神威(かむい)」くん。世紀末に天の竜として戦うアレですか?
 確かに格好良いけど、付けられると困ります。
 基本的にみんな仰々しいか、外国の名前に無理やり漢字を当ててます。
 
 今の時代、いっそ信之助とか、雪乃丞とか、菊子、千鶴とか古風な名前の方が絶対格好良いと思われます。平凡に見せかけて逆に個性的。

 これから子供に名前を付ける人は、読み間違われ難くて尚且つ将来困らないような名前にしてあげて下さい。

 ちなみに僕の名前は決して突拍子も無い名前ではないんだけど、何故か良く読み間違えられ(読みは二種類あるが、大体違う方を読まれる)、性別を間違われ、稀に国籍を間違われます。
 僕宛に女性用のコスメの試供品とか、服のDM送るの辞めて下さい。

 苗字も名前も少し珍しい部類なので、フルネームで間違われたりすると原型を留めていないため(しかも「くん」じゃなくて「さん」付けられて)、学校で出欠をとられる時に返事し損ねて、授業後に先生の所に行くこともしばしばでした………
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 僕は子供の頃声が低かったらしく、電話に出ると良く父親に間違われることが多かった(屈辱)。
 
 そんな事を以前職場の後輩の女性(当時二十代後半)に話したら、

「私もそういうこと多いんです~」
 と、年に似合わぬ間延びした口調で賛同し、こう続けた。

「良く子供と間違われて、一人でお留守番偉いわね~とか言われちゃって~」

 ネタではなく事実であろうことは、すぐに分かった。確かに彼女は少々頭の足りない言動で周囲を混乱させることが多い。喋り方も一口で言うなら幼児口調ということになる。

「あいつのあの喋り方どうにかなんねーのかよ」
と先輩に言われても、矯正のしようが無く僕を悩ませた喋りなのだ。

「あはは、声が若くて良いねえ」
と、当たり障りの無い言葉を返しておいたが、

要するに、お前の喋りと受け答えが馬鹿っぽいってだけだぞ。

という本音は飲み込みました。僕は大人です。
 あと二日で僕は無職になってしまうわけだが、その危機的状況と相反して僕の心は穏やかです。
 やっと辞められると思うと飛び跳ねて歌いだしそうなくらい嬉しい。
 もっと早く辞めておけば良かった。定年以外で退職とかあり得ないなんて思い込んで、無駄に我慢してしまった気がする。
 どうせ辞めるなら早いほうが良いよ、うん。
 とりあえず無職になったら、数年ぶりに桜を堪能しようかと思う。急がないと満開通り越して散りそうだけど。

 そして暇を見て前の職場の思い出でも書いてみようかなって。
 結構一般の人には面白いネタかも知れない。僕の職業は神職です(あと二日だけど)。
 日々陰陽師みたいな格好してうろうろしているような仕事。

 終わってみれば良い思い出として書き綴れるかも知れないから。

 多分心の傷をえぐるだけかもだけど。僕はMなのか……?
 そこそこ忙しい土曜日。参拝者の人も途絶えて僕が社務所の片付けなどしていると、土日だけ来てくれるバイトの巫女さん達が「椿さんと会えるのは今日が最後だから」とデジカメで一緒に写真を撮ってくれました。


 若い女の子に囲まれて写真を撮るの

は非常に良い気分ですよ、ええ最高ですよ! 

まさにハーレム!
 

特別巫女好き~、女好き~な訳ではないですが、どうせならむさい野郎よりピチピチギャル(死語)に囲まれるほうが良いのは、男女共通の本能だと思います。

 彼女達は態々手の込んだ色紙まで書いてくれてて、僕は久々に感動しました。今の乱れた世の中で一体どうすればこんな良い娘に育つというのか。何食べたらそんな風になれるのか。
こんな娘の父になれるというのなら、


 僕は未婚だけど、出来ることなら産

むよ自分で!


 
喜びつつも、そんなことを真面目に望んでしまいました。駄目人間です。

 その場で読んで涙ぐんでも困るので、家に帰ってゆっくり色紙を見てみた。すると彼女達の文章の端々から、


僕のことを頼れるお笑い系兄貴的な目

で僕を見ていたことがひしひしと感じられます。



否定はできないけど。確かに僕はシリアスキャラじゃないよね、うん。
 
 僕はもうすぐ無職になります。
 この不況の御時勢に自ら進んで定職を失うなど愚かだ、という御意見もありましょうが、僕にはもう耐えられそうにないからです。

一、給料が低い

 大卒なのにこれはないだろ~?、と素で突っ込みを入れたくなる程低い。なんだか労働基準法に抵触しそうな勢いです。まあ、僕の知り合いの女の子は月収十万ちょいだと言ってましたが。
 正直家を出るのは不可能な額。賞与を加えた年収でさえ、フリーターの方に負けています。
 でかい神社だとそれなりに良い給料らしいのですが、僕のいた所は………。
 まさか某有名神社の巫女さんの方が100万も多いとは思わなんだ。
このままでは僕の将来は真っ暗です。家が神社な訳ではないので、住む場所にも金がいる身としては、少々マズイ状況でした。
 逃げるなら早いほうが良い、と気付くのに何年も掛かってしまいましたが、やっと気付いて逃げる段取りがついたのです。


一、就労時間が長い、休憩なし

 普段から8時前に仕事開始、帰宅は5時半。でも忙しい日や時期によっては7時前に働き始め、当然のように帰りは遅くなり、良くても8時頃。最高記録は11時近くという事態になりました。
 時期によるとはいえ、そんな生活をしていれば、体調がおかしくなるのも当然のこと。家に着いたら日付変わってたり、終電とかに乗って危うい状況もしばしば。

一、疲労で倒れた

 ある忙しい時期のことだった。僕は早く家に帰って眠りたいと切に願いながら、帰宅する人でそこそこ混んだ電車に乗っていた。
 大体電車では座れないので、いつもと同様につり革に摑まって文庫本を読んでいた。
 そこまではいつもと変わらなかったが、変化は乗り換え駅の一つ手前で起きた。
 急速に体が重くなる。文庫本の文字が霞み、何重にもなって見える。
 ひょっとしてやばい?、と思った数秒後には立っていられないような状況に。運良く目の前に座っていた人が降りたので、すかさずそこに座るが既にそれすらつらい。何とか横に倒れるのは避けて座ったまま上体を折るようにして前に倒れる。
 周囲から見たら今の僕はヤバイ人に見えるのかな、と冷静に思いながらも呼吸が苦しくて意識が飛び始める。
 何だか胸が苦しい。呼吸が止まりそう。心臓が鉛にでもなったように重い。もしかして、死にそうなのか?
 体調が回復しないまま、乗り換えの駅に到着した。
 一瞬どうしようか迷い、とりあえず降りることにした。
 今にも隣に座っている人に倒れ掛かりそうなのだ、降りて歩いた方が少し楽になるかも知れない。
 無謀にも電車を降りた時、最早視覚も聴覚も殆ど機能していなかった。
 周囲を進む人の波もぼやけて霞み、人間の形を認識出来ない。
 音は両手で耳を塞いだ時の、ゴオーッという音を大きくしたような音しか聞こえず、ある意味無音のようだった。
 ふらつく足で階段を上り、連絡通路から改札に向かう辺りで完全に意識がなくなった。最後に「改札だから定期出さなきゃ」と思いながら。

 気がつくと、僕は改札を通って少し行った所に倒れていた。横には駅員さんが「大丈夫ですか?」と心配そうに見ている。
 更に数秒経って状況を理解する。
 体調は相変わらず最悪だし、心拍数が狂ったように上がり、冬だと言うのに汗が噴出しているが、何とか家まで帰れるレベルにはなったようだ。
 駅員さんに大丈夫ですと告げ、よろよろとホームに辿り着く。
 確実に座れるように各駅に乗る頃には、嘘のように体調は回復していた。
 さっきのはなんだったのか、と思いながら何気なくポケットに手を突っ込むと違和感。
 ………あれ? 定期券がない?
 慌てて探すがやっぱりない。
 そういえば僕はどうやって改札を抜けたんだ?
 思い出そうとするが、全く記憶がない。推測するに、僕は何とか定期を取り出したのだろう。そして改札に入れた(若しくは入れようとした)が取り損ねたのではないだろうか。
 急いでさっきの駅に戻るが、定期は見つからず、切符を買って帰ることになった。
 
 定期なくすと痛い出費だなあ、と思い帰宅後30分程経った頃、電話が鳴った。僕の地元の駅から15分位行った駅からで、僕の定期が届けられたとのこと。夕飯も食べずに速攻で取りに行きました。
 
 意識を失うほどの事態はこの時だけですが、その後も疲労の余り降りるべき駅に着いても体が動かないといったレベルでの体調不良が頻発したので、僕は今の仕事に限界を感じて退職を希望するようになりました。
 未だ死にたくない。
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プロフィール
HN:
榊原恭一郎
性別:
男性
職業:
営業事務
趣味:
読書、DVD鑑賞、SD、ネット等インドア趣味
自己紹介:
大卒後神主×年→無職2ヶ月→会社員10ヶ月→鬱病になって療養しつつ無職6ヶ月→念願の事務職に就職。
2回連続問題ありで離職率の高い職場を選んで体を壊しているので、次こそはマトモな所を狙って就職活動したつもりです。超アナログではあるけど居心地は悪くないと思う。
 夢は経理事務だったけど営業事務職、年収300万以上を夢見た結果、その夢は叶う職場(のはず)です。求人票に嘘がなければね。

 そんな駄目人間風味のコーヒー飲まないスターバックスファンのブログ。スタバグッズ蒐集が趣味。他にも色々集めてます。
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