働くということ

　昨日、寝る前にNHK（日本引きこもり協会ではない）の「一期一会～」という番組を見た。つい最近知った番組なのだが、自分と対照的な人に会いに行き、その意見やら生き方を見る、というものらしい。

　今回は三日坊主のフリーターと酪農青年（キャリア６年）。
　フリーターの方は、ああ最近こんな人多いよねといういかにもなフリーター。対して酪農青年の方は、良い顔してました。
　なんか仕事頑張ってる人ってこんなに輝くもんなのか、と感心する程そういうオーラを放っていました。そして仕事に対する姿勢もしっかりしていて、僕より年下だけど、言う事が立派なんだわ。しかも自ら働いて経験して体得した意見なので、ずっしりと重みがあって聞き入ってしまいました。
　なんか課長の説教のように跳ね返ってしまうような高圧的なものではなく、温泉みたいにじわ～んと染み込んでくるような話でした。つ～か、課長に聞かせてやりたい。あの人は言うけど、実践はしてないから腹が立つんだ。
　それにしてもやばい、格好良いよ、この青年は。

　僕もこんな風になれるように、頑張ります。月曜日から。仕事が決まったのでね、やったー！！

　忙しそうではあったが、正月の神社に比べれば何でもない。正月の神社は正に阿鼻叫喚の地獄絵図だからな。

　就職決まった所で、「世界が百人の村だったら4」を見て気分が沈む。
　こんな１０歳にもならない子供が働いていたり、浮浪していたりする。家が無い、お金が無い。親も無い。助けてくれる大人がいない。
　日本人が考える貧乏、のレベルではない。本当に辛い状況。彼らより苦境に立つ日本人など殆どいないだろう。
　幸せではないかも知れないが、僕達は恵まれている。耐えられないような就労状況にあっても、そこから逃げる権利がある。
　仕事が無くても最悪生活保護が受けられる。正直仕事を選ばなければ、衣食住を満たすことが出来る。
　チョコレートは百円で手に入る。その材料のカカオを収穫する子供は、チョコレートを見たことも食べたことも無い。
　チョコレートを食べるたびに、僕は彼らを思い出すだろう。
　そして何も出来ない僕を思う。

　焼け石に水でも、一ヶ月１０００円くらい募金とかしようかな、と真剣に思った。しないよりはマシだろうから。
　どうせ僕は酒も煙草もやらないから、そんなにお金は必要としない。だから必要なところにちょっとくらい回そう。
　もし、定職に就いてる日本人が１人につき１０００円出したら、少しは何か変わるかなあ。一日一回はごはんが食べられて、学校行けるかな。雨風凌げる場所が出来るかな。

　マジで給料貰ったら、微力ながら寄付しよう。あ、ジャワ島にも寄付した方が良いな。