銀様と温泉パン

　弟が長期旅行中の為、現在は１人部屋状態を満喫中。
　人目がないのをいい事に、銀様を押入れから呼び出して撮影してみました。ごめんね、こんな暗がりに押し込んだままで。多分弟が戻ってきたら、月１くらいしか出してあげられないと思う………

銀「幾ら闇が似合う最凶のドールだからって、押入れに監禁だなんてあんまりよぉ」

僕「すいません。もう少しなんとかしてあげたいんですが、ドールの箱が大きくて押入れにある衣装ケース（引き出しタイプ大）にしか入らなかったんです」

銀「ううう、しょうがないわねぇ。でも出来るだけ外に出すのよぉ」

僕「はい。僕もそうしたいです。弟がいない間は毎晩出しますので」

銀「たまには昼間も出しなさいよぉ」

僕「休日しか昼間はいられないし、同時に母親が洗濯物で部屋を何度も通過するから、結構難しいです。機会があれば何とかしますけど」

銀「そぉ。まあいいわ。写真撮影しましょぉ。ここの壁を背に立てばいいのかしらぁ」

僕「いいえ、その箱に座ってこれ持ってて下さい」

銀「………これは何かしらぁ？」

僕「旭堂温泉パンの楽天限定のブルーベリーチーズ温泉パンです。１個はもう食べてしまったので、残りの１個。ささ、持って下さい」

銀「とっても似合わないわぁ」

　そんな感じで撮ったのがこれ。

　　

僕「発送に使われた温泉パンの箱に腰掛けて、尚且つパンを抱えて貰ったり、数々の品を従えて頂きました。厭そうな顔してませんか？」

銀「そんなことないわぁ。ただ媚たりしないだけよぉ。甘い物は乙女の好物。後で食べる時には私の分も用意なさぁい」

僕「それでまた撮影ネタ出来ますね。さて、今度は温泉パンなしで撮ってみましょうか。自立してポーズとって欲しいんですけど、自立出来そうですか？」

銀「多少危ういバランスではあるけど、何とか自立できそうよぉ」

僕「あ、出来ましたね。でもスカートの前の格子が閉じちゃってますね。もう少し広がらないかな、よっ！　あ、手で抑えてて下さい」

銀「こうかしらぁ？　あらバランスが崩れたわ。もう少し背を伸ばして………、スカートの裾をもう少し後ろに流したらどうかしらぁ？」

僕「こうですか？　えーと………」

　数分経過。

銀「こんな所かしらぁ」

僕「この公式衣装のスカートの格子部分は難点ですね。あと肩が露出しやすい所とか………。アニメ寄りのデザインだし」

銀「いずれ貴方が作ればいいのよぉ」

　で、撮った写真。銀様は偉そうにしているのが似合うようなので、上目遣いにもかかわらず偉そうに手を差し伸べて貰いました。何だかカツアゲか小遣いせびりみたいになりましたが。

　

銀「手のひらに薔薇の指輪をのせれば、契約を迫っているっぽくていいと思うわぁ」

僕「いいですね。ただ銀様に畳は似合わないですねー」

銀「この家にはフローリングの部屋はないのかしらぁ？」

僕「居間と母の部屋くらいですね。母の部屋は狭くて（４畳の納戸）物が多くて暗いので、居間ですかね。誰もいない時を狙って」

銀「ある意味畳は貴重よぉ。お茶と茶菓子を楽しむ私（勿論座布団使用）で撮るのもいいと思うわぁ」

僕「そうですね。和室を活かした撮影もしましょうね」

銀「さあ、もう日付も変わるわぁ。この辺で終わりにしましょう」

僕「ええ。おやすみなさい」

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