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2006年春に神主を辞め、某弱小会社に入社するも、たったの10ヶ月で鬱病になり2007年3月で退職。半年の休養を経て現在は営業事務としてある業界では有名な会社で正社員として働いています。元神主だったので、それに纏わる忌まわしいネタも公開しつつ、有難さ-127%でお送り致します。
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土曜日の朝に文鳥を埋葬しました。
 朝っぱらから涙ぐみながら、手を土で汚しながら小さい園芸用のスコップで穴を掘りました。柔らかい紙に包み、僕の長目の髪を少し切って一緒に埋葬しました。最後に暖かい日差しに掲げ、最後にいつもみたいに背中に頬ずりしたりして、やっぱり冷たいなあと思いながら、穴に入れて、泣きながら埋めました。途中で何度も掘り返したい衝動に駆られました。
 でも遺体を綺麗なまま留めておく術もないし、遺体を見ると余計に死んじゃったんだという実感があるので、悲しいけど土に還す。棺の中であれば、女王フアナやカルロス2世みたいに、掘り出して手元に置いておこうとか思っちゃうのかな。
 今ならカーニバリズムの気持ちが分かる。死んで二度と会えないのだとしても、自分の体の中に取り込む事でほんの僅かな部分でも一緒にいられる気がする。ただ遺体を直接傷つけるのはどうしても抵抗があるからやらない。食用として飼育していたのではなく、あくまで愛玩、家族、友人として一緒に生活していたんだから、そんなの出来ない。
 
 土曜日は一日涙を堪えて仕事しました。日曜日と月曜日が休みでしたが、どうにも外出する気力もなかったので本を読んだりしていました。掃除もしたけど、小さい羽が2枚落ちていたので思わず飲み込んでしまった。消化できる分からないけど、僕の一部の構成要素になるのだろうか。
 鳥籠はそのままにしてあります。ついつい部屋に入る時に挨拶代わりにしていた舌打をしてしまったり、お風呂の時とか文鳥の為に電気を付けっ放しにしようとしたり、テレビの音を抑えようとしたりしていまいます。
 いて当たり前だったんだなあとつくづく思います。
 今でも鳥籠の隅からひょいと顔を覗かせそう。止まり木に嘴をこすりつける音、落ち着きのない足音、相手もいないのに唄っている求愛の歌、iPODのイヤホンのコードに噛み付く………
 全部聞こえる、見える気がする。

 鳥のいない生活ってどうすればいいんだろう。
 今すぐにとは言わないけど、また鳥と暮らしたいなあ。どうせなら今回ばかりは生まれ変わりを信じて、命日から1ヶ月半くらいした頃に探しに行こうかな。卵の中で20日+お店に出るまで20日くらいで。あ、でも挿し餌してあげられないから、2ヶ月くらいの手乗りになるか微妙な若鳥がいいのかな。
 また文鳥にするつもりです。白でないの。桜文鳥とかシナモンとか? あまり値が張っても困りますが。インコとかオカメも可愛いと思うけど、ビジュアル的に文鳥が好み。あの紡錘形のばよんとした体型が好き。
 暫くすんごい寂しいけど我慢、出来るかなあ。次の休みには小鳥屋に直行しているかも知れない。

 小さくても大きな命だなー。ああまた涙目に。微妙に痩せたし。
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HN:
榊原恭一郎
性別:
男性
職業:
営業事務
趣味:
読書、DVD鑑賞、SD、ネット等インドア趣味
自己紹介:
大卒後神主×年→無職2ヶ月→会社員10ヶ月→鬱病になって療養しつつ無職6ヶ月→念願の事務職に就職。
2回連続問題ありで離職率の高い職場を選んで体を壊しているので、次こそはマトモな所を狙って就職活動したつもりです。超アナログではあるけど居心地は悪くないと思う。
 夢は経理事務だったけど営業事務職、年収300万以上を夢見た結果、その夢は叶う職場(のはず)です。求人票に嘘がなければね。

 そんな駄目人間風味のコーヒー飲まないスターバックスファンのブログ。スタバグッズ蒐集が趣味。他にも色々集めてます。
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