熊野古道歩いて来ました・１日目

　熊野に行って来ました。
　初和歌山県です。これで４７都道府県中多分２３県目制覇。
　飛行機に乗って行ったので１時間もしないで到着しましたが、よくよく考えるとわざわざ羽田空港に行って、乗る前の手続きなんかも考えると１時間近く前に来ていることを考えると、思ったより早くもないのか？と思ってしまう。
　今回の南紀白浜空港ならやっぱり飛行機の方が早いのかな、って思うけど京都くらいなら電車が良さそうです。九州とかになるとやっぱり飛行機が良いのでしょうが。
　ちなみに南紀白浜空港は１日で３便しか飛ばないそうな。ある意味すごいけど、うちの田舎にある庄内空港も１日２便くらいだったような気がする。少ないと朝は早い………

　便数が少ないと満席率が高くなるのか、朝１の便では予約の人が座席数を上回ってしまったらしく（どうしてそうなるんだろう？）、「後の便に乗り換えて下さった方には協力金１００００円、もしくはマイル７０００ポイント」作戦を展開していた。
　残念ながらツアーの僕には強力の余地はなかったけど、無事に人員整理は出来たらしい。

　飛行機でぴょいと飛んで和歌山に到着。
　バスに乗り換えて移動になると同時に、予想よりも交通の便が悪いらしいと気付く。だって電車単線だし。線路沿いを結構走っていたが、２日のうち電車はたった１回だけ黒潮号を見ただけで、あとは全然見かけなかった。
　昼時なのでとりあえず昼ごはんを食べ、ポスターにもよく使われる大門坂へ。歩いたのは１０分程度のように感じたが、雨こそ降らないもののかなりの湿度と温度があったので、すぐに汗だく。手拭が大活躍。
　バシバシ写真を撮ってから、那智の滝へ。
　滝を見るのは久しぶりだー、と思いつつ近くに行く。その際には拝観料２００円がかかりますが、券の代わりにミニ神札が渡されるので結構いいと思う。
　大きい社などはないけれど、授与所があって朱印も貰えるし、絵馬やお守りも頂けます。
　おすすめはヤタガラスみくじ。カラスの人形（素材は石膏かな？）がおみくじをかかえたもの。５００円。かわいいのでおみやげとしても良いと思う。ちなみに熊野三山ではどこにも置いていなかったようなので、那智の滝に来たら迷わず貰って行って下さい。

　続いて熊野那智大社へ。
　山の中ではあるんだけど、周囲及び参道沿いにお土産屋さんがびっしり並んでいる上、その参道の入り口には「歓迎」とか書いてるので、思いの他風情はない………。平日だからかお店のおばあちゃん（若いのは見ないなあ）もヤル気ゼロで寝そべってテレビ見てるし………
　かなり不安になりますが、本当に神社が近づいてくると流石にお店はなくなりちゃんとした感じに。
　のろのろ歩いても１０分くらいで神社に着きます。
　こちらでは午王宝印を２枚頂く。若い神主さん達が社頭にいたけど、なんか怖そうな人ばっかだったなあ。やっぱり接客には巫女さんがいいんかな、と思った。
　そのまま横のお寺も参拝。ここの三重塔には驚いたことにエレベーターが付いている！
　へええ、やればこういうことも出来るんだ………

　続いて熊野速玉大社。
　こちらは階段もなく楽にお参り可能。でっかい椰の木とか、チェーンソーで切り出した仁王像とかがあります。

　今日はここまでで、宿へ向かう。
　その道すがらにも名所ではなさそうだけど幾つも滝がある。和歌山って水が豊富なんだろうなあ。

　宿は川湯温泉という文字通り川から温泉が湧いているという所。実際に河原を掘れば温泉に入る事も可能だとか。
　安いツアーなのであまり期待していなかったのですが、ご飯が美味しいし、お肉も柔らかくて美味しい！　野菜も地元和歌山のものが多かったりお、目の前の河原で摘んできたヨモギとかユキノシタの天ぷらがありました。初めて鮎も食べてみたり。
　温泉も本当の露天風呂。河原そのままで壁がない！
　女性は入浴着がありますが、男性はタオルのみ。時間帯によってはおじさんが全裸で川に仁王立ちとかしてます。うん、気持ちは分かる。なんか全身で堪能したくなるよね。
　温泉は露店も室内もとても気持ちよかったです。
　で、おなかも満たされてよく眠れました。　

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