さよならマック

　僕は新聞に挟まっているマックの割引券を良く使う。逆に割引券なしでは利用しないということでもある。先日入っていた割引券の中に、試用期間が１１月３～５日限定のえびフィレオセットの券があったので、今日早速使うことにした。
　９時に起きて、部屋の掃除をして、布団を干して、朝マック時間が終わるまで撮り貯めたビデオをＤＶＤに焼きなおしながら時間を潰し、１１時頃にマックへ行った。
　僕が主に使うマックは２件あり、最寄り駅のマックと隣駅のマックのどちらかである。距離は殆ど同じなのだが、最寄り駅の方は２４時間営業で広く、人も多い傾向があるので、今日は隣駅のマックへ行った。
　商店街の一角に立つマック。今日は休日だし時間も昼前なので、半分くらいの席が埋まっている程度の混み具合。近くに高校があるので、平日の夕方頃になると、高校生で込み合っているが、今日は普通に座れる。
　券を手にレジで注文を済ませると、店員さんが思いも寄らぬ一言を発した。

「当店は１１月２０日を持ちまして閉店致します」

ええええええええええええっ！？

　内心驚きで絶叫していたのですが、声や表情には出せずに無反応を装う。店員さんは近所のマックで使えるという、ハンバーガーのタダ券をくれた。うわあ、本当だ券の裏にも書いてある………。
　そんな売り上げが悪いようには見えないし、改装でもなさそう。何でこんなことになったのでしょう？
　色々考えながら、レジ近くの席でえびフィレオセットを貪っていると、何人かのお客さんが閉店と聞かされ、「ええええっ！？　なくなっちゃうんですか！？」と思わず叫んでいました。突然だから驚くよね。

　レジからお客がいない時、店員さんがぽつりと同僚に「２０日で閉店なのに、また御利用下さいとは言いづらいよね……」と漏らしていました。確かに微妙。つか、２０日なんかなんて言うんだろう？
　今までの御愛顧有難う御座いました？
　興味があるので、２０日に行って見ようと思います。

旧い友人に会う

　中学時代の友人の　実家に遊びに行って来ました。
　友人の息子（２歳）が常時ご機嫌ハイテンションで遊びまわり、娘（０歳）が寝ている。しかも友人の兄貴が子連れで出戻っており、個人経営の託児所状態。子育てって大変そう、と痛感。
　別に僕は子供嫌いではないのだが、敢えて子供が欲しいかと訊かれると、欲しくはないかなと思う。
　友人に「彼女とかいないの～？」と言われるが、いないと正直に答える。もっとも僕は居ても居なくても「いない」と答えるタイプですが。
　恋愛関係については徹底して隠すタイプ。恥ずかしいとか照れるとかじゃなくて、兎に角そういうのは隠すタイプ。勿論友達に紹介なんてしない。同じクラスでも学校では喋らない。そういう男です。

　そして、付き合っていくのが面倒になり別れるタイプ。自然消滅が１番楽ですが、そうならない場合は仕事が忙しいとかの理由を付けます。
　結婚も恋愛も僕には向かないようです。
　１人で猫でも飼って、本を読んだりして御隠居みたいに静かに暮らすのが理想です。
　例えるなら京極堂みたいなかんじ？
　難しいかな。
　

かつての学び舎

　今日は朝から出掛けて「ゲド戦記」を見ようかと思っていたけど、雨が予想以上に激しかった為、二時頃まで自宅待機。
　雨が止んでから映画は諦めて、大学の図書館に行って来ました。七五三祝詞を探すのが目的です。本来なら自分で考えて書くべきなのでしょうが、祝詞作文なんて久しくやっていないし、やろうにも資料が手元にないので、素直に図書館にある例文集を使うことにしました。
　多少はアレンジしますけど、雛形として。

　のこのこ渋谷駅から歩いてみると、僕が大学に通っていた頃とは結構景色が違う。前はあった店がなくなっていたり、知らない店が出来ていたりするのが主な変化。駅前のプラネタリウムもなくなっちゃたし。
　暫く歩き、金王八幡（微妙に名前違うかも）を過ぎた辺りで、僕は景色に強烈な違和感を感じた。
　空があるはずの場所に、でっかいモノリスがある。
　良く見ると、モノリスの端に「國學院大學」の文字が。


うわー、アレうちの大學じゃーん！！


　正直近くの焼却場の煙突よりも遥かに景観ぶち壊しな感じだし、近所から日照権とかで訴えられそうなんだけど、大丈夫！？
　確かすぐ横にお寺があった気がするけど、文句言われない？

　そんな存在感の高層ビルヂング。今までのボロくて趣のある校舎とはエライ違い。構内に入ると、殆どの建物が綺麗で変な感じ。案内所まであるし。つか、卒業してからこんなんなられても嬉しくないがな。

　目的の図書館に行って見ると、相変わらず旧校舎のまま。以前あった収蔵庫が更地になってたので、これからそこに建てるらしい。
　建っても本の移動が死ぬほど大変に違いない。運搬だけに人を雇わないといけなくなるだろう。

　相変わらず古くて、僕にとっては落ち着く古い本のインクと紙の匂いを堪能しつつ、第一閲覧室へ。
　配置は僕がいた頃と殆ど変わっていないようだ。目的の本の場所へ直行。風邪をひいている為、肺病患者の如くゲホゴホいいながら、狭い書棚の間に挟まるようにして本を探す。
　相変わらず狭い。本当に人一人のスキマしかない。
　運良く僕の求める内容に見合った本をゲット。これなら態々書庫の本を請求しなくても良さそうだ。
　懐かしいなあ、書庫。僕は結構好きだったな、あの空間。５階に霊が出るって噂があったけど。上の階ほど景色が良いし、良く６階から景色を見たなあ。今ならビルの上からさぞ良い景色が拝めるのだろうけど。
　あ、関係者以外でも上に行けるのかな。聞いてみれば良かった。

　とりあえず、本のコピーを取り、奉書紙を求めて生協へ。関係ないけど、コピー機が新しくなっていた。大分古かったからなあ、僕がいた頃。

　体育館脇の建物に入り、階段を下りると生協。のハズが、あれ？　何か音楽系の部室っぽい？
　慌てて引き返して入り口の案内を見るが、生協が入ってない。
　ビルの方に移ったのかと思って、ビルに行ってもやっぱりない。旧校舎かな、と旧校舎に入った所で偶然知り合いの職員さんにばったり出くわした。
　近況などをひとしきり話してから、生協の場所を聞いてみると、体育館脇にプレハブがあって、それが生協だとのこと。
　うわ、酷い扱い。最終的にどこに行くんだろ。

　行って見ると、本当にプレハブ。何だか可哀想な扱い。何でこんなことになっているのだろう。
　入ってすぐに奉書紙発見。失敗した時を考え、４枚購入。高いなあ、１枚１００円。普通の所じゃ売ってないし。僕の知る限り、生協でしか見たことないもんなあ。

　土曜日は昼過ぎに仕事が終わるので、その後に奉書紙に清書する予定です。無駄に香を焚きつつ、墨の匂いを楽しもうと思います。
　雰囲気に浸るのも大切。楽しくなるから。
　あ、京都旅行の準備もせな……

中野行って来ました

　今日は中野に買い物に行って来ました。
　目的は中央図書館に行きつつ、東急の本屋さんと靴のダイワに寄るのが目的です。普段は自転車か電車で行くのですが、今日の僕は体を動かしたい気分だったので、のこのこ歩きで行くことにしました。
　予想では大体５０分くらいかな？

　台風が近づいている為、結構風が強い。しかも蒸し暑いので汗が頬を伝う。
　ここの所涼しかったので、ちょっと苦しいが夏真っ盛りに比べれば、大したことはない。
　いつも自転車で通る道を歩いてもつまらないので、一本違う道を歩いてみたりする。そうしたら途端に住宅街のど真ん中。しかも道はせまいし、くねくねして見通しも悪く、イマイチどの辺を歩いているのか分からない。
　まあいずれは知っている道に出るだろうと期待して歩く。
　途中車とギリギリですれ違ったり、追い越されたりしながら歩いていくと、神社発見！
　うわー、こんな所にあるなんて知らなかったなあ。あ、八幡様とお稲荷さんだ。とりあえずお参りしておこう。小さいながら、参道は立派でした。

　また暫く歩いて大通りに出る。道なりに歩いて行くと、警察大学校跡地の前に通り掛かった。この場所をどういう風に活用するのか知らないが、今は都心とは思えない広大な大草原になっていた。
　おお、空が広く見える。このまま公園でも良い気がするなあ。

　また歩き続けて東急に到着。
　本屋で必要な本を探すが見つからず。
　七五三祝詞用に良い本がないかと思ったのですが、神道の本自体が少ないんだなあ。しょうがないけど。
　同じ目的で中央図書館に行くが、殆ど神道の本はなく、祝詞関係の本は皆無でした。仕方がないので今度仕事帰りにでも大学の図書館に探しに行きます。

　最後に、京都旅行用（主に鞍馬～貴船踏破用）の靴を探しに行ったのですが、あまりに人が多くて店内に侵入することも出来ず、今日は諦めて帰りました。防水スニーカー欲しかったんだけど。
　今現在僕が愛用しているニューバランスのスニーカー。高校の頃から同じタイプを履き続けているもので、履き心地最高なのですが、布製の為雨が降るとどうしようもないくらいビショビショになります。
　雨の度合いによりますが、普通に降っていれば５分で靴下まで湿ります。
　旅行中にそうなると洒落にならないので、今のうちに雨に強いのを買って履き慣らす予定。
　今度は少しゴツイデザインのなんて良いかも。

　結局、今日は殆ど収穫なしで帰りました。
　体を動かして気持ち良かったから、まあ良いか。

原宿行って来ました

　休みなので出かけて見ました。元気があれば買い物もしようかと思って、明治神宮～原宿ウォーキング。
　微妙な天気だったので折り畳み傘を持って出かける。

　とりあえず代々木駅で降りてみた。原宿でも代々木でも似たような距離なので、縦断するなら代々木かなってことで代々木。
　明治神宮で剣道だか弓道だかやってきたらしい制服姿の人が多く見られる。その流れに逆らうように原宿方面に歩いていくと、嘘臭くも怪しい和風のプレハブ建築が見えてくる。恐らく山手線でここを通過する人の何割かが、

「何だろうこの建物？　神社関係の建物かなあ？」

　とか思っているだろう建物・神社本庁である。
　今や神社本庁を脱退した明治神宮の敷地に建っているが、賃借契約とかどうなっているのか謎な物体である。
　懐かしいなあ、中央実習を思い出す。
　楽だけど講義ばかりでダルくて眠くて、ある意味非常にきつかった。
　宿泊場所は神社本庁から車で少し行ったところで、バスで移動していた。その際の服装は勿論白装束である。
　そんな人がバスにぎっしり乗り込む異様な光景。当然近くの車や通行人の注目の的になっていた。
　正直何も知らない人が見たら、我が目を疑う勢いだと思う。
　ちょっとした怪奇現象？
　恐怖！死者を乗せて冥界へ向かうバス！！
　みたいなノリだろう。

　そんなことを考えつつ境内に侵入。都心とは思えない緑、土の香りが混じる空気。それを肺に満たしつつ、広場に出る。
　休日の所為か家族連れが多い。しかも外国人さん率が高ッ！
　金髪の女の子、モジャっとした黒髪の少年がボールを投げて遊んでいる。何か叫んでるけど、英語だから分からん。ノー！しか分からんよ。

　とことこ歩いていくと武道館発見。用がないので通り過ぎる。緑に囲まれる道をずーっと歩いて行くと、本殿発見。
　その前にトイレに行く。
　何時来ても何か出そうなんだよ、ここのトイレ。怪談の撮影にぴったりな感じ。

　手水を済ませて中に入る。折角なので建物の写真を何枚か撮る。
　おお、そしてここでも外国人さん多いなあ。人気の観光スポットなのかな？
　
　面白いお守りがあればと授与所を覗くが、これといったものはないので何も受けず。
　お土産屋さんの方を覗いてみると、栗きんとん餅？みたいなのが美味しそうで買おうか悩んだけど、結局買わず。
　流石観光地。お土産も多い。
　ていうか、このキティちゃんグッズは京都じゃないか？
　一応「明治神宮参拝記念」のシールが貼ってあるが、他所の観光地のではと疑念が頭をもたげるものが幾つかあった。

　霧雨が降り始めた頃、神宮橋に到達。休日なのでコスプレな格好をした女の子が群を成して集っている。そして外国人さんやおじさん、ヤバそうなお兄さんが彼女らを写真に収めている。
　格好が派手すぎて似合っているのかいないのか分からない。
　そして彼女らは家からあの格好で来ているのだろうか。
　ロリータくらいなら平気だと思うけど、「どこの星からいらっしゃったんですか？」レベルの人は、どっかで着替えているのかな。

　表参道を歩き始めた頃、雨が本降りに。
　慌てて傘を差す。混んでそうなのでラフォーレは素通り。竹下通りに突入するが、人が多い。買い物は無理と判断、東郷神社に向かう。

　東郷神社に入った途端、静かで人気がない。
　入り口にいた猫と戯れてから、境内へ。
　何か雅楽が聞こえると思ったら、結婚式のようです。またもや外国人さんが興味津々で見ています。その横で僕も興味津々で見始めます。
　よその結婚式って初めてだ～、巫女舞とかあるのかなあ。
　おお、神主さんと巫女さん、新郎新婦が入場してきたぞ。


外国人さん「Ｏｈ！　ミコサ～ン！！　ミコサ

～ン！！」

　
　口々に「巫女さん」を連発する外国人さん。一緒にいる日本人のお姉さんも「Ｙes,Ｍｉｋｏ－ｓａｎ」とか言ってるし。
　凄い、巫女さんは万国共通語になりましたか。ひょっとしてガイドブックに「日本語基礎知識」とかで載っているのか？　まさか萌え～とか言い出すんじゃなかろうか、と心配したがそれは無かった。
　カンヌシサーン、も言ってくれよう。

　粛々と式は進みましたが、舞の奉納は無かった。残念。
　
　式の終了を見届けると、僕は足早に家路につきました。
　あう、結局何も買ってないじゃん。