冬の風物詩

　冬ならではの仕事として、石油ストーブの給油があります。会社で使用されているのは一般家庭でも使っているような、ごくごく普通の石油ストーブ。１日中使っていると、丁度タンクも空になるようなサイズ。
　午前中暖めてあとは人の熱気だけで凌いでいましたが、ここ最近の冷え込みにより１日中付けっぱなしにすることが多くなりました。

　そんなわけで今までは２日に１回だった給油ペースが、毎日に変わりつつあります。やるタイミングは朝１か就業間際。ストーブが冷めている状態で行われます。
　かつての職場、神社でも石油ストーブは使われていました。社務所内は勿論気休めでしかありませんが、正月中は神殿（屋外）でも使っていたので、毎日給油。灯油置き場が境内の隅っこの小屋だったので、めちゃくちゃ寒い中小刻みに震えながら給油したものです。
　
　今の会社では有難いことに、会社の建物内に灯油置き場があるので寒い思いをしないで給油出来ています。
　家ではハロゲンヒーターしか使っていなかったので、給油作業が密かに楽しかったりします。うわー本当に灯油って臭いんだー、とか重いながら毎日メーターを凝視しながら溢れないように入れています。

　灯油の値段が鰻上りな昨今ですが、タンク１つを３日程のペースで消費しています。このタンク１つで幾らなのか知りませんが、ストーブ１台につき１日２ℓは使っていそうだから、会社全体で１０ℓは使っていそうだから、１日１０００円くらいなのかな？
　安いような気もするけどどうなのだろう。

　毎日楽しく給油していますが、僕の微妙に後輩にあたるＵさんは全くやりません。気にはしているような感じなのですが、一回り年上相手にいちいち声を掛けてあげたりするのも何なので、自分から言い出すまで放っておいています。
　四捨五入したら４０になろうというのに、転校したばかりの小学生みたいな状態はどうなのよ？
　基本は放置の僕なので、とりあえず静観しています。自分から動かないと何も動かないぞ。洗濯とかも少しだけどあるんだよ？

　もうすぐ２ヶ月じゃないかと思いつつ、その割には成長しておらんのですＵさん。僕と入社時期が少ししか変わらないので、その成長度が手に取るように分かってしまうのです。１年とか差があれば、あの頃はこんなもんだったっけ？とか記憶が曖昧になるんだけど。
　出来る仕事が少ないと仕事自体つまらないと思うんだけどなあ。

　年上の後輩が入ると必ずイマイチな人だなあ、と思うもうすぐ３ヶ月になる僕の今。

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