お水換え

　ベタの紫水くんが我が家に来て、早くも３日目となりました。初日は多少緊張していたというか、興奮気味に泳ぎ回っていたけれど、すっかり馴染んでしまったようでのんびり硝子鉢の中をゆらゆらしています。
　馴染んでくれたのはいいのですが、どういうわけか僕が机に座って何かするたびに、じぃ～っとこちらを見つめていることが多くて気になります。ひとした瞬間に視線を感じるのですが、一体何が面白いのでしょう。

　何より楽しいのはエサをばくばく食べてくれること。１日１回耳かき１杯エサをあげれば良いという話だったので初日の夜にあげてみました。が、紫水はそのエサの量に明らかに不満そうなオーラを放っていました。

「もっとくれ、もっとよこせ………、これだけじゃ足りんわい！！」

　そんな言葉が聞こえた気がしました。
　なので翌朝にも１回同じ量をあげてみることにしました。いらなきゃ残すだろうし、５分以内に平らげるようなら必要なのだろうと。
　とりあえず着替えて（僕が机の前で着替えだすと威嚇してきます）から、あげてみた。
　５分もいらなかったみたいです。綺麗に完食。

　１日１食では足りないようなので、朝夜１回ずつあげることにしました。エサを食べる様を見るのは結構楽しいです。あ～、和むな～。

　今日は仕事から帰ってから、水を換えました。カルキ抜きのクスリもあるのですが、昨夜からバケツに汲んでおいたものを使います。まずはスプーンで水槽内の水を出します。水の量が４分の１くらいまで減った所で、バケツの水を少しづつスプーンで加えます。
　水を出す時は平気な顔をしていた紫水くんですが、水が入って来ると気になるらしく逃げて行きます。温度差が気持ち悪いのかな？
　とりあえず何事もなく水換え完了。元の時より少し水を多めにしてみました。ベタは水槽から飛び出したりしないので、多めでも大丈夫。
　僕の経験上、川の生き物は結構飛び出すのが多かった。ウグイとかハヤとか、ドジョウ。だから水槽には常にフタがしてありました。酸素ポンプも必需品だったので、いつもボコボコいってました。

　それを思うと、ベタは泡に隠れることもなく静かで優雅で飼い易いヤツだなあ、安いしと感心します。今度の休日はゆっくりベタを眺めて過ごすのもいいなあって思います。

　
　３日目にして親馬鹿か………


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