ヴィジェ・ルブラン展行ってきた

　昨日ですが、三菱一号館美術館で開催中のヴィジェ・ルブラン展行って来ました。先週行ったフェルメール展が意外に混んでいたので、こっちも混んでるかもなーと思っていましたが、こちらはそうでもありませんでした。
　ただ空間が狭いし部屋と部屋の接続も狭いので、そう混んでいない割には場所によっては動きにくく感じました。気を付けてないと人にぶつかります。あとは足音が響きやすいので静かに歩くようにしないといけない事。僕はただのスニーカー履いてたのに、気を抜くとカツン！と音が出ました。靴音自体は好きなんですが、美術館内なのでご注意を。

　約２時間かけて見て回りましたが、全体的に華やかで見ていてとても楽しかったです。女性達が描いたからという訳ではないでしょうが、明るく華やかで心が潤います。服装や小物も女性だからこそ細かく描いてる。
　日本画でもそうですが男性画家が描いた美人画より、上村松園が描いた美人画の方が、着物の模様やらポーズやらがより美しかったりするのと同じなんでしょうか。
　有名な絵じゃないのが多いけど、粒ぞろいというかどれもじっくり鑑賞出来るものでした。肖像画ばかりなので、表情や服のデザインなど時代や身分によってまた違うので、とても興味深かったです。
　ルイ１６世の伯母さん達の肖像画見て、ああこんな顔だったんだと思ったり、国立西洋美術館にあった美人過ぎる自画像があったり、ルブランさんの自画像がやっぱり美人過ぎたり。
　ルブランさんの自画像、去年東郷青磁美術館にあったやつかと思ったら、あの絵の別バージョンだったそうです。去年見たのはウフィッツィ美術館に寄贈したもので、今三菱一号館にあるのはウフィッツィ美術館のを見て、同じ構図で欲しいと依頼されて描いたものだそうな。
　絵を描いている最中の絵なんですが、ウフィッツィバージョンはアントワネットさんを描いてますが、今回のは依頼した貴族の娘さんになってます。確かに絵を見た瞬間、あれ？去年の絵と何か違う？　描きかけの絵がこんなにはっきりしてたっけ？と思いました。でもルブランさんの部分は全然分かりませんでした。

　久しぶりに楽しい気分になれ、始終楽しく見る事が出来ました。勿論ミュージアムショップでは散財しました。ポストカードは１００円と良心的。１５０円のも多いからねー。
　珍しく図録まで買う程今回の企画展は気に入りました。あと２回くらい来たいです。ポストカードは全種あるわけではないので、気に入った３枚を購入。あとはフランスのミュージアムグッズのコーナーでとてもおフランスでロココなデザインのノート買いました。保存用。ティーセットとかあったけど値段的に無理なので眺めるだけ。
　そして紅茶買いました。ロイヤルアントワネット。もっと安いの買おうかと思ってたのに、ウィンザー城で女王陛下に朝の紅茶として饗されている、なんて書いてあったから思わず。２１００円だよ。ティーパレスよりは安いから………
　その後三菱一号館の売店で三菱一号館クリップとフランスの昔の衣装が色々描いてある紙とか買い込みました。全部で９０００円くらい使ってるとか怖すぎる。でもすごくいい買い物した自信がある。
　クリップは仕事で使ってささやかな潤いを得たいと思います。金属で金メッキであのロゴそのままのデザインですごくいいです。６個組で５２５円。レジ脇に置いてあるので、是非。

　来週か再来週にはレンブラント行きたいです。今週末はほぼ初日なので混みそうだし、もうちょっとすると桜で混みそう。６月までやってるから隙を見つけて行きたい。混雑情報は調べておかないと。
　あとフェルメール３回戦。あとは耳飾少女だけなんだけど。これも幾ら注ぎ込んでいるやら。ルブランもあと１～２回行きたいし、花見もしたい。地味に忙しいなあ。