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2006年春に神主を辞め、某弱小会社に入社するも、たったの10ヶ月で鬱病になり2007年3月で退職。半年の休養を経て現在は営業事務としてある業界では有名な会社で正社員として働いています。元神主だったので、それに纏わる忌まわしいネタも公開しつつ、有難さ-127%でお送り致します。
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 たまたまネットで見つけた「巫女さん入門初級編」。神社時代に連載されていて職員が回し読みしていた「神社のススメ」の作家さんが書いたページもあるというので、図書館で借りてみました。図書館にあるんだなあ、こういう本も。

 神田明神監修という事で、基本はそこの神社の巫女さんに関しての内容になるけど、あれだけ大きい神社なのに、僕がいた神社と比べても巫女さんの人数が同じか、むしろ少ないという事にちょっと驚いた。
 中を見ると、着物の着方や千早の着方まで写真付きで載っていて、なかなか本格的。そして改めて思ったのが、僕がいた神社の巫女さんの千早の紐の結び方は違うという事。
 どういう訳か紐の付け根の所で結んでるんだよね。テレビとかでもそういう結び方してないし、伶人さんの装束でも根元で結ばないのに、なんで巫女だけ根元で?と不思議でしょうがなかったんだけど、やっぱり間違ってるんだな。

 ぱーっと流し読みしただけですが、内容はあくまで理想の巫女はこうなんだろうなあという感じです。実際にここまで出来るとは思えません。神田明神さんでは出来ているのかも知れませんが。
 食事の時に「たなつもの~」なんて本当にいつもしている人は、神主も含めてまずいないです。それをやる暇があったらさっさと食って、仕事に戻れ!みたいな状況だし。
 結構過酷だからね、神主も巫女も。

 ついでに僕がいた神社の巫女さんは、お茶もお華もしていませんでした。昔はやっていたらしいという話は聞きましたが(実際にその手の本があった)、今は絶えて久しいようです。どっちもやる機会がないし、先生を呼んだりするにもお金がかかって勿体無いから、やらなくなったそうです。
 確かに少ない給料から自腹で習いに行けとは言えないし、かと言って滅多にやる機会もないのに先生呼ぶのもアレだしねえ。
 舞は先生を呼びはしませんが、先輩から後輩へ教えるという方法で練習はしていました。ただ段々と崩れていくらしく、何年に1回講習会に行くと、結構直されるらしいです。でも習いに行くのが後輩巫女だったりして、先輩に「違うみたいですよ」と言えなかったり、そもそもまだ良く分かってなかったりでそのままになってました。

 個人的に習うのもアリなんですが、特にそういうのを習っている人はいませんでした。ピアノ習ってる人と何故か胡弓やっている方がいました。

 そんなあの方達も、今年で定年を迎えるそうなのですが、今のこの雇用が冷え込んだ中、再就職どうするのか、どうなるのか心配です。ただでさえ経験としてカウントされるような技術も知識も身につかない仕事なので、とても心配。
 就労中から何か資格を取ったり、就職活動もしているといいんですが。

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HN:
榊原恭一郎
性別:
男性
職業:
営業事務
趣味:
読書、DVD鑑賞、SD、ネット等インドア趣味
自己紹介:
大卒後神主×年→無職2ヶ月→会社員10ヶ月→鬱病になって療養しつつ無職6ヶ月→念願の事務職に就職。
2回連続問題ありで離職率の高い職場を選んで体を壊しているので、次こそはマトモな所を狙って就職活動したつもりです。超アナログではあるけど居心地は悪くないと思う。
 夢は経理事務だったけど営業事務職、年収300万以上を夢見た結果、その夢は叶う職場(のはず)です。求人票に嘘がなければね。

 そんな駄目人間風味のコーヒー飲まないスターバックスファンのブログ。スタバグッズ蒐集が趣味。他にも色々集めてます。
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