2006年春に神主を辞め、某弱小会社に入社するも、たったの10ヶ月で鬱病になり2007年3月で退職。半年の休養を経て現在は営業事務としてある業界では有名な会社で正社員として働いています。元神主だったので、それに纏わる忌まわしいネタも公開しつつ、有難さ-127%でお送り致します。
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今日は予定通り蔵書整理に半日を費やしました。12時前に始めて結局6時まで掛かりました。
押入れの天袋に積みあがった本を下ろすだけで1時間半は掛かり、ブックカバーが付いていてどれがどれだか分からない本の仕分けをし、いらない物をピックアップして紐で縛り、古紙置き場に何往復かして、また残りを天袋に戻したり、本棚の内容を微妙に変えたりで、部屋に散らばった埃を掃除するまでやったら6時になっていました。思ったより時間が掛かるものです。しかも予想より捨てられる本が無かった。まあ、捨てるような本なら最初から買わないし、捨てたやつも格安で手に入れたような一度読んだだけみたいのばかりだったもんな。
そんな蔵書整理終盤戦の5時半頃、父親が仕事から帰ってきました。
(ん? 今日は母親と出掛けるとか言っていなかったか?)
疑惑を胸に父親に突っ込むと、彼はあっさりと答えた。
「あ、忘れてた。今日は仕事で色々ごたごたしてそんな気分じゃなくなったし、やめとくわ」
いいから行って来い、と命令するも、父親はおもむろに焼酎を用意し始める始末。もう絶対行かない気満々である。
それは人としてどうよ。父が行かないことを、母親に伝えたいところだが、母親は携帯を持っていないので連絡のしようもない。仕方がないので、遅刻決定ながら僕が行くことにした。
掃除途中のまま出かけるわけには行かない。この状態のまま放置して弟が帰ってきたら、さぞ驚くに違いない。大急ぎで片付けて、全力で国立能楽堂に向かう。途中で総武線がちょっと止まってしまったりしたが、道に迷うこともなく国立能楽堂に到着した。
うっかり入り口を間違えてしまったりしたが、無事に到着。丁度休憩時間だったので、問題なく入れた。途中入場お断りなのではないかと心配していたので、安心した。
席に行ってみたが母の姿はない。きょろきょろとロビーなどを徘徊すると、そこにお弁当をぱくつく母の姿があった。
近づいていくと、母はすぐに気が付いた。
「何? お父さん来ないの?」
「うん。まあ、僕が代理」
能には興味があったから来たけど、これが演歌のコンサートだったら絶対来なかったに違いない。
間もなく舞台開始のアナウンスが入り、席に着くと本当にすぐ始まった。
舞台が文字通り桧舞台のようで木の匂いがするし、屋根もすごい。床もピカピカで高そうだ。その舞台を役者さん達が、音もなく滑るように進んでいく。静々という形容がぴったりだ。
役者さん以外の方々の登場も、一糸乱れぬ動きで低位置に着座する様は、それだけで見入ってしまうくらい綺麗な動きだった。
台詞は聞き取りにくいし古語そのままなので、断片的にしか理解できなかったりしましたが、美しく完璧な挙動を見るだけでも十分楽しめます。いやあ、僕の動きは汚いなあと思ってしまいました。声もよく響くいい声。鼓の音も始めて生の音を聞いたが、これもよく響く良い音。でも決して煩くない。
笛の音には感動しました。よくあんなに安定した音が出せるなあ。笛ってピヨ~って変な音が出てしまったり、とかスカ~、みたいに掠れたりするんですが、そんなことは一切なく安定してました。プロだから当たり前と言われればそうなんだけど、やっぱりスゴイ!!
鼓は僕も一度叩いてみたい。音出なさそうだけど。
途中でちょっと眠くなったりしましたが、見てよかった。
意外に普通の格好で行っても平気なもんなんだと知りました。何かお洒落なというか正装っぽいのでないといけないのか、と思っていましたが結構普通の格好の人もいました。別にチェックもされなかったし。
また機会があったら行きたいと思います。今回みたいにチケットが安く貰えると有難いけれど、普通に買うと結構高いのです。
舞台の役者さんが出入りする所の幕は、例の五色の色をしていましたが、やっぱりあの五色と同じ理由であの色なのかなと思ったりした。動く作法も祭式と似ているようなないような、座ってる時は手を袴の中に隠しておくとか、祭式とは違うところもあったり。見ていて面白い。
僕も紋付袴欲しいなあ。幾らすんのかな。安物で良いのだけど。
関係ありませんが、はなまるコミックスフェアの書き下ろし小冊子は全員当選だったようです。わはーい、僕も貰えるんだ!
今月中には発送するらしいので、今年中には拝めそうです。楽しみ。明後日には蒼海訣戦②も出るし、楽しみ。アマゾンでは訣の字が決になってましたが。大丈夫かアマゾンよ。
そしてやっぱり関係ありませんが、また性懲りもなくもといた神社のサイトのバイト募集を見てみたら、とうとう締切日なしの状態のまま掲載されていました。よっぽど足りないのか、一応足りているが予備でもう少し欲しいという意味なのかで、大分違う気がしますが、きっと足りないのだろうと思っています。ちょっと足りないのか全然足りないのか………
他人事ながら心配。みんな頑張ってね。多分僕は炬燵で蜜柑で年越しするけど。ふふふ、正月楽しみ。
押入れの天袋に積みあがった本を下ろすだけで1時間半は掛かり、ブックカバーが付いていてどれがどれだか分からない本の仕分けをし、いらない物をピックアップして紐で縛り、古紙置き場に何往復かして、また残りを天袋に戻したり、本棚の内容を微妙に変えたりで、部屋に散らばった埃を掃除するまでやったら6時になっていました。思ったより時間が掛かるものです。しかも予想より捨てられる本が無かった。まあ、捨てるような本なら最初から買わないし、捨てたやつも格安で手に入れたような一度読んだだけみたいのばかりだったもんな。
そんな蔵書整理終盤戦の5時半頃、父親が仕事から帰ってきました。
(ん? 今日は母親と出掛けるとか言っていなかったか?)
疑惑を胸に父親に突っ込むと、彼はあっさりと答えた。
「あ、忘れてた。今日は仕事で色々ごたごたしてそんな気分じゃなくなったし、やめとくわ」
いいから行って来い、と命令するも、父親はおもむろに焼酎を用意し始める始末。もう絶対行かない気満々である。
それは人としてどうよ。父が行かないことを、母親に伝えたいところだが、母親は携帯を持っていないので連絡のしようもない。仕方がないので、遅刻決定ながら僕が行くことにした。
掃除途中のまま出かけるわけには行かない。この状態のまま放置して弟が帰ってきたら、さぞ驚くに違いない。大急ぎで片付けて、全力で国立能楽堂に向かう。途中で総武線がちょっと止まってしまったりしたが、道に迷うこともなく国立能楽堂に到着した。
うっかり入り口を間違えてしまったりしたが、無事に到着。丁度休憩時間だったので、問題なく入れた。途中入場お断りなのではないかと心配していたので、安心した。
席に行ってみたが母の姿はない。きょろきょろとロビーなどを徘徊すると、そこにお弁当をぱくつく母の姿があった。
近づいていくと、母はすぐに気が付いた。
「何? お父さん来ないの?」
「うん。まあ、僕が代理」
能には興味があったから来たけど、これが演歌のコンサートだったら絶対来なかったに違いない。
間もなく舞台開始のアナウンスが入り、席に着くと本当にすぐ始まった。
舞台が文字通り桧舞台のようで木の匂いがするし、屋根もすごい。床もピカピカで高そうだ。その舞台を役者さん達が、音もなく滑るように進んでいく。静々という形容がぴったりだ。
役者さん以外の方々の登場も、一糸乱れぬ動きで低位置に着座する様は、それだけで見入ってしまうくらい綺麗な動きだった。
台詞は聞き取りにくいし古語そのままなので、断片的にしか理解できなかったりしましたが、美しく完璧な挙動を見るだけでも十分楽しめます。いやあ、僕の動きは汚いなあと思ってしまいました。声もよく響くいい声。鼓の音も始めて生の音を聞いたが、これもよく響く良い音。でも決して煩くない。
笛の音には感動しました。よくあんなに安定した音が出せるなあ。笛ってピヨ~って変な音が出てしまったり、とかスカ~、みたいに掠れたりするんですが、そんなことは一切なく安定してました。プロだから当たり前と言われればそうなんだけど、やっぱりスゴイ!!
鼓は僕も一度叩いてみたい。音出なさそうだけど。
途中でちょっと眠くなったりしましたが、見てよかった。
意外に普通の格好で行っても平気なもんなんだと知りました。何かお洒落なというか正装っぽいのでないといけないのか、と思っていましたが結構普通の格好の人もいました。別にチェックもされなかったし。
また機会があったら行きたいと思います。今回みたいにチケットが安く貰えると有難いけれど、普通に買うと結構高いのです。
舞台の役者さんが出入りする所の幕は、例の五色の色をしていましたが、やっぱりあの五色と同じ理由であの色なのかなと思ったりした。動く作法も祭式と似ているようなないような、座ってる時は手を袴の中に隠しておくとか、祭式とは違うところもあったり。見ていて面白い。
僕も紋付袴欲しいなあ。幾らすんのかな。安物で良いのだけど。
関係ありませんが、はなまるコミックスフェアの書き下ろし小冊子は全員当選だったようです。わはーい、僕も貰えるんだ!
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そしてやっぱり関係ありませんが、また性懲りもなくもといた神社のサイトのバイト募集を見てみたら、とうとう締切日なしの状態のまま掲載されていました。よっぽど足りないのか、一応足りているが予備でもう少し欲しいという意味なのかで、大分違う気がしますが、きっと足りないのだろうと思っています。ちょっと足りないのか全然足りないのか………
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プロフィール
HN:
榊原恭一郎
性別:
男性
職業:
営業事務
趣味:
読書、DVD鑑賞、SD、ネット等インドア趣味
自己紹介:
大卒後神主×年→無職2ヶ月→会社員10ヶ月→鬱病になって療養しつつ無職6ヶ月→念願の事務職に就職。
2回連続問題ありで離職率の高い職場を選んで体を壊しているので、次こそはマトモな所を狙って就職活動したつもりです。超アナログではあるけど居心地は悪くないと思う。
夢は経理事務だったけど営業事務職、年収300万以上を夢見た結果、その夢は叶う職場(のはず)です。求人票に嘘がなければね。
そんな駄目人間風味のコーヒー飲まないスターバックスファンのブログ。スタバグッズ蒐集が趣味。他にも色々集めてます。
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夢は経理事務だったけど営業事務職、年収300万以上を夢見た結果、その夢は叶う職場(のはず)です。求人票に嘘がなければね。
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