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2006年春に神主を辞め、某弱小会社に入社するも、たったの10ヶ月で鬱病になり2007年3月で退職。半年の休養を経て現在は営業事務としてある業界では有名な会社で正社員として働いています。元神主だったので、それに纏わる忌まわしいネタも公開しつつ、有難さ-127%でお送り致します。
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 僕の父の話である。
 僕の父親は47都道府県で最も印象が薄い、とか場所が分からないとか言われている島根県出身である。出雲大社があるのに「出雲大社って京都ですよね?」とか言われたり(一般の人は有名神社=京都と思ってる人が多い)、「砂丘があるんだっけ?」とか言われて鳥取とかに間違われていることも多い。
 そんな島根県の中でも秘境の部類に入る父の故郷。秘境なので高校なんて存在しない。かと言って県内の高校に行こうにも電車はなく(現在も電車はない)、交通手段はバスのみ。しかしバスで行くにも遠いのである。
 じゃあどうするのかというと、隣の県の高校に通っていたのだ。下手に県内の高校に行くより、隣接県の高校の方がまだ近かったらしい。
 近いと言ってもそれなりに時間はかかる。1時間以上かかっていたらしい。しかも徒歩だけではなく、船に乗って隣の県に渡っていた。

 父は高校時代部活には入らなかった。その理由は通学路である山道に街灯がなく、日没前に帰宅しなくてはならなかったからだ。冗談抜きに暗くて日没後では到底通り抜け不可能だったらしい。懐中電灯で誤魔化せるレベルでもない。
 しかし山道であるが故の利点もあった。道に罠を仕掛けておくと、ウサギやタヌキがかかるので、それが貴重な蛋白源だったのだそうだ。流石戦時中生まれ(ギリギリだけど)は違う。
 ちなみにウサギよりもタヌキの方が柔らかくて美味しいらしい。ウサギは硬くて臭いんだそうな。

 そんな父の故郷に僕が行ったのは4歳か5歳の時だったので、色々覚えてはいるけれど今はどうか分からない。行ってみたいけど、父親なしでは行き難いなあ。だった言葉通じないし(方言がすごい)。
 しかも僕は親戚の名前と顔を全く知らない(向こうも僕の名前とか知らないと思う)。

 とりあえず魚が美味しかったことは覚えている。
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HN:
榊原恭一郎
性別:
男性
職業:
営業事務
趣味:
読書、DVD鑑賞、SD、ネット等インドア趣味
自己紹介:
大卒後神主×年→無職2ヶ月→会社員10ヶ月→鬱病になって療養しつつ無職6ヶ月→念願の事務職に就職。
2回連続問題ありで離職率の高い職場を選んで体を壊しているので、次こそはマトモな所を狙って就職活動したつもりです。超アナログではあるけど居心地は悪くないと思う。
 夢は経理事務だったけど営業事務職、年収300万以上を夢見た結果、その夢は叶う職場(のはず)です。求人票に嘘がなければね。

 そんな駄目人間風味のコーヒー飲まないスターバックスファンのブログ。スタバグッズ蒐集が趣味。他にも色々集めてます。
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